Burger POLICE
[都立大学]
新スタイルバーガーに
思い切りかぶりつこう
不思議な店名と思った方、お隣がポリス、碑文谷警察署だからである。
この店、ただのハンバーガー屋さんではない。店の造りも雰囲気もメニューもビストロ。自然派ワインを嗜みながら前菜を味わい、メインにバーガーという流れがおすすめの楽しみ方だ。5年連続ミシュラン一ツ星を獲得している代官山のイタリアン「TACUBO」の姉妹店ゆえ、何を注文しても間違いはない。スペシャリテは塩バーガー。野菜やソースを挟まない驚きのシンプルさだ。パティは経産牛の濃厚な味のスネとネックを用い、ミキサーで挽いたものと手切りをミックスし、味つけは塩のみ。特注バンズは、パティを挟む直前にパリッ、サクッと焼き上げ、有塩バターを塗る。自信がなければ、ここまで引き算はできないな。嚙みしめるほどに肉の香りと旨みが感じられ、格別のおいしさ。
塩バーガーのほかに、一般的なイメージ通りのザ・バーガーも用意。さらに、一流鮨職人ご用達の「やま幸」のマグロの頰肉と葉わさび入りの鮪バーガーや、国産羊100%の蓮根、春菊を合わせた羊SUNRISEバーガー、王様しいたけバーガーと、ラインナップも充実。メニューに書いてあるとおり、「幸せになるバーガー」だ。
休日に、散歩がてら、ランチにいかが?
右 塩バーガー ¥1,980。オーダーを聞いてからサーロインを手切りする、ワンランク上のプレミアム塩バーガー ¥3,190もあり。贅沢だけど、一度は試してみたい。前菜は全部で15種ほど。 左 焼きケールと山利のしらす 田中農場の目玉焼き ¥1,320。しらすがおいしくて、卵がおいしくて。最高。奥 ラディッキオプレコーチェのサラダ ¥1,100。アンチョビ風味の玉ねぎドレッシングで。