大好きなあの人と、気のおけないみんなや家族と、時には一人でグラスを傾ける。私たちの至福の瞬間を彩るドリンクは、暮らしに寄り添う存在でもあります。地域に根差し、新たなムーブメントを起こしているメーカーの取り組みを3回にわたってご紹介。前回の記事はドメーヌ・テッタのワイン編。
🍴FOOD
ずーっと呑みたい!サステイナブルなお酒たち Vol.2 〈常陸野ネストビール〉がジンに変身!
日本酒の蔵元が紡ぐクラフトビール
1823年から日本酒を醸造する「木内酒造」がビールの生産を始めたのは1996年のことだ。1955年代には栽培が途絶えていた二条麦「金子ゴールデン」を地元の農家と復活させるなど、日本ならではの製造法を目指す〈常陸野ネストビール〉。赤いフクロウがアイコンの銘柄はいまでは16種以上を展開し、国内外の飲食店でも支持を集めている。
行き場をなくしたビールがジンに変身
緊急事態宣言の発令によって、営業時間の短縮や休業を余儀なくされた飲食店の業務用生樽ビールを無料で回収し、ジンへと蒸留するプロジェクト「SAVE BEER SPRITS」を始動。約30,000ℓのビールがおよそ2,400ℓ(750mlボトルでだいたい3200本)のジンに生まれ変わった!
常陸野ブルーイング 東京蒸溜所
住所:東京都千代田区神田練塀町13-1 SEEKBASE 0-1区画
時間: 10:00~20:00
休: 不定休
TEL: 03-3527-1977
HP: http://hitachino.cc/tokyodistillery/
Text&Edit:Mako Matsuoka