都心の新名所、東京ミッドタウン日比谷2FにオープンしたREVIVE KITCHEN THREE HIBIYA。「NATURAL HONEST CREATIVE」というポリシーを食で体現した新ウェルネススポットを、BIOな美容に目がないライター、柏谷麻夕子がレポートします。
東京新名所 THREE新店でギルティフリーなごはん会
旬の素材とセンスのいいプレゼンテーションが五感を満たしてくれる
THREE AOYAMAに次ぐ2店舗めのREVIVE KITCHEN。「いつでもニュートラルに戻れるところ」というコンセプトで、スキンケアやメイク、雑貨が揃うビューティエリアと、お持ち帰り用のデリカッセンも併設されています。一緒に出かけたのは、アロマトリートメントサロン「SOMI」の生田和余さん。仕事でもプライベートでも仲良しのウェルネス&ビューティ仲間です。
スリーのブランドポリシー「NATURAL HONEST CREATIVE」と、NY在住のグローバル クリエイティブディレクターRIEさんの感性が融合したその空間は、まさにニュートラル。広場に面したテラスから自然光が降り注ぎ、スタイリッシュでありながら気取りすぎない、温もりがありつつもトゥーマッチじゃない、ちょうどいい居心地。ちょうどいい距離感。あしらわれた季節の花々もさりげなく、なんだかよい「気」が流れていそう。
料理のテーマは「MODERN SHOJIN」、すなわち「モダン精進」です。地産地消、身土不二という考えをもとに、旬の素材を伝統的な調理法で現代的にアレンジした料理、とのこと。素材そのものの味や香りを生かしたお惣菜はすべて、グルテンフリーで肉・魚を不使用。ビーガン対応のメニューや、体に優しい素材を使ったスウィーツも充実しています。
いただいたのは、9種のプレートにメインの野菜料理やご飯、スープ、デザートがつく4300円のコース。 この日のお品書きは…
・甘酒か果実酒
・9種のプレート
・山菜の米粉包み揚げ
・わかめとふきのとうの炊き込みご飯
・春野菜の豆乳チャウダー
・抹茶寒天とマスカルポーネのムース
・ボタニカルティー
惣菜のどれもが、素材の味をしっかり感じられ、見た目もユニークでおしゃれ。器や料理のスタイリングも、THREEらしくモダンで洗練されています。これは何の野菜?どうやって作るんだろう?と想像を巡らせながらいただくのも楽しくて。ほぼ野菜でギルティフリーなのに、食べ応えもじゅうぶんです。
素材以外にも日本の伝統工芸のエッセンスがそこここに。例えばテーブルの天板は竹製で、器は青備前という備前焼きが使われていたり。スタッフのユニフォームは岡山の国産デニム。裏地にTHREEのロゴが入っているなんて粋!
「気」のいいものに囲まれて、エネルギーに満ちた食事をいただきながらのおしゃべりは、盛りも自虐もなく(笑)、自分に正直な言葉が紡がれるのを感じます。いや生田さんとはもともと親しい付き合いですが、相手にも自分自身にも誠実でいたいという、すがすがしい感情に包まれるのですよ。どんどん自分が解放されていくよう。
そうこうしていたらデザートです。香り高い抹茶寒天とマスカルポーネムースのすっきりした甘みが、心地よく女子会をシメてくれます。「ごちそうさまでした」と心から合掌。心も体も、丸ごと満たされた時間でした。
現代を生きる私たちって、多かれ少なかれ、オリジナルな感性にフタをして、理論武装したり、相手に合わせたり、するときがあると思います。その感性のフタを取り去って五感を満たし、ニュートラルな自分を取り戻せるところ。REVIVE KITCHENはそんな場所かもしれません。自分の中に眠っていた美や活力、クリエイティビティも、きっと目覚めそう。
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1 / 9REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA
住所: 東京都千代田区有楽町1-1-2東京ミッドタウン日比谷2F
営業時間: レストランは11:00〜23:00、デリは11:00〜21:00
☎: レストラン 03-6831-4620 ☎: デリ 03-6273-3414
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文/柏谷麻夕子
美容ライター。「体・心・肌、パフォーマンスはつながっている」が信条。植物療法士やメノポーズ(更年期)カウンセラーの資格を生かし、女性の生涯のウェルネス&ビューティを発信。スポーツアロマトレーナーとしても活動している。www.mintorange.net
Photo:Keiko Nakajima Text:Myuko Kashiwaya