オーストラリアのワイナリーやレストランで働くうちに、彼の地で人気のベトナム料理とヴァン・ナチュールの相性に開眼した菅原勉さん。豪州の味にハノイでの経験をプラスして完成させたフォーは、丁寧にとっただしに、特製の濃縮だれを効かせた奥深い味。ワインは、欧州、豪州に加え、友人である函館〈農楽蔵(のらくら)〉など日本のものも。〈エゴマのネギトロ巻き〉〈秋刀魚のリエット〉など、気の利いたおつまみもいろいろ。
やさしい味の〈海老と豚肉のバインセオ〉(¥1,380)は、モヤシのシャキシャキ感も楽しい。サニーレタスとハーブで包んで、ニョクチャム(魚醤とライムジュースをベースにしたタレ)につけていただく。
松見坂に面したお店は、2方向に窓があり、明るい雰囲気。
鶏肉のフォー ¥1,200。ハーブたっぷり。コクがあるのにさっぱりしたスープがうまい。
ワインは、ロゼ・スパークリングの〈農楽蔵 ラロ・スプマンテ ’12〉 ¥6,000(左)など他ではなかなか出会えないものも。