「ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク」の新ヴィーガンランチに注目。五感で楽しむフルコース

代々木上原のレストラン「ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク」が新たなヴィーガンランチコースをスタート。プロジェクションマッピングで彩られた空間で、有機野菜をふんだんに使ったメニューを堪能することができる。

最近、進化がめざましいヴィーガン料理。ケーキやハンバーガーなど選択肢が増え、お店探しがどんどん面白くなってきている。そんな中で今注目したいのが、“食×アート”がテーマのレストラン「ツリーバイネイキッド ヨヨギパーク」がはじめたランチコース。ヴィーガン料理の新たな楽しみ方を発見できる内容なのだ。

提供されるのは、マクロビオティック(穀物や野菜などを用いる、日本の伝統食に着想を得た食事法)や栄養学の考えに基づいた創作料理。体の熱を冷ます“陰性”と温める“陽性”、どちらの野菜も用いたスープに始まり、カキフライのような食感の「長芋と青海苔のカダイフ揚げ」や、締めの柚子味噌焼きおにぎりなど、驚くほど多種多様なメニューをいただける。動物性のものが入っていないとは思えないほどボリューミーで、「ヴィーガン料理はちょっと物足りない」というイメージを覆す満足感だ。また、食材は石川県能登産の新鮮な有機野菜が中心。見た目やサイズで規格外になったものを使用した、フードロスを削減する試みも見逃せない。

【ファイトケミカルスープ】
陰性と陽性の野菜を使用し、甘みと旨味をギュッと閉じ込めたスープ。マクロビオティックの考え方から作られた一品で、抗酸化作用も期待できる。

【アミューズ】
ツナサンドのような味わいの「大豆パテのサンドイッチ」と、豆腐と南高梅を海苔で巻いた「ベジタブルラップ」、「パプリカディップのバーニャカウダ風」が一皿に。

【季節野菜のポタージュ】
旬の食材であるスナップエンドウの旨味を十二分に堪能できるポタージュは、とろりとした口当たりが特徴。エスプーマという調理法によって泡状になった新タマネギがアクセント。

【ヴィーガンプレート】
スモークサーモンとクリームチーズをイメージして作られた「人参のカナッペ」と、カキフライのような味わいに驚く「長芋と青海苔のカダイフ揚げ」、石川県能登産の新鮮な野菜を3種類のドレッシングでいただける「有機野菜のサラダ〜3種類のドレッシング〜」がワンプレートに。

【メイン ヴィーガンプレート】
メインプレートではチキンのような食感の「ビーツナゲット」と、ウナギの蒲焼のようなふんわりとした仕上がりの「豆腐の照り焼き」を提供。

【〆】
締めは「柚子味噌焼きおにぎり」を、魚介だし風味の出汁につけてお茶漬け感覚で。「豆腐の照り焼き」と一緒にいただけば、ひつまぶし風に。

【デザート】
デザートは旬の果物を使ったフルーツゼリーと生チョコレート、ミルフィーユ。もちろんどのメニューもゼラチンや乳製品は不使用だ。

コース料金に2,000円を追加で2種類のドリンクを注文することも可能。ヴィーガンワインのほか、自家製の酵素ドリンクやハーブティーがラインナップする。

さらに、魅力は食事だけではない。プロジェクションマッピングで木々が投影された空間は、非日常感が漂うジャングルのよう。凝った演出に見入っていると、部屋全体に広がるユーカリレモンのアロマが嗅覚にも訴えかける。コースの世界観を五感で楽しむことができるのだ。

いっときたりとも気を抜けない特別な食体験は、きっと心も体も満たしてくれるはず。この機会にぜひとも訪れたい。