まずはスペシャリテの〈本日のシーフードプレート〉をどうぞ。ミディアムレアに火を通した牡蠣(カキ)は、磯の香りとラベンダーの香りをまとい、香ばしく炙(あぶ)った鰹(カツオ)には、フランボワーズとトレビスの彩りを。ハーブやスパイスが、思いもよらぬ味のふくらみを連れてくる楽しい味わいは、まさに小野貴裕シェフの目指す「自由なストリートフレンチ」だ。男子4人チームによる、フレンドリーかつ折り目正しい接客も、気持ちいい。
本日のシーフードプレート ¥980(2人前〜)。鹿児島産カンパチのカルパッチョ、グリーンオリーブのソースなど、香り、彩り、味のバランスが抜群。
店名は“臍の緒”の意味。小野シェフと、幼なじみのマネージャー、高橋春さんが、地域とつながりたいと命名した。