14 Jul 2022
料理好きなあの人の器SNAP。フリーランスPR・佐藤有華さんの食卓

毎日のご飯、どんな器で食べていますか?センスのいい料理好きな方たちに、お気に入りの器を使った食卓のワンシーンをSNAPしてもらいました。器と花器収集が趣味のフリーランスPR・佐藤有華さんの食卓とは?
佐藤有華/フリーランスPR
@sato_uyu
益子陶器市で出会った器
私が器を好きになったきっかけは、益子陶器市に行ったことでした。作家さんが一つずつ心を込めて丁寧に仕上げる器は、形や色の出方、釉薬の表情などそれぞれ異なり、その個性に強く心惹かれました。益子陶器市には益子焼以外にも全国からさまざまな器が集まりますが、私が手に取るのは共通してぬくもりのある器で、合わせる料理が思い浮かんだときに購入する傾向にあります。そんな大好きな益子陶器市で買った器を、たくさん並べたかった日の食卓がこちら。全て簡単な料理ばかりですが、さまざまな器でたくさん並べると食卓が華やかになります。
料理が映える黒い器
和洋中ジャンルを選ばず活躍する黒い器は、黒い部分が“影”となって、どんな料理も引き立ててくれます。たくさんあるなかでもよく食卓に並ぶのは、小林耶摩人さんのリム皿と深皿。土っぽさを感じる洗練された美しさと、黒の中にブラウンやゴールドなど独特な表情が加わるのが魅力で一目惚れし、益子と都内で開催された個展に足を運び、購入しました。
リム皿はワンプレートごはんでも重宝しますが、この日は副菜をたくさんのせたケール入りのグリーンカレーを。深皿には、イサキを軽く炙ってキノコと梅おろしを和えた副菜を盛りました。盛り付けに高さを出したいときは、深皿がぴったりです。
伝統工芸の器をサブスクで
地域産業の活性化や伝統技術の継承へのきっかけづくりになってほしいとの想いから誕生した、日本全国の職人や作家さんの和食器をサブスクできるサービス「CRAFTAL」。写真はこのサブスクを利用したときの食卓です。
私が選んだのはひと月に5点借りられるコース。一番印象的だった器は、和洋折衷のワンプレートで使用した1300年以上の古い歴史を持っている美濃焼の大きな角盛器。自分で買うにはなかなか手が出しにくい大胆な大きさでしたが、サブスクだと迷わず選べました。
そして一番活躍したのは、豆のようなユニークな形に少し濁りのある柔らかな色合いが魅力的な、椿窯の変形オーバルプレート。生クリームを加えてもったりさせたリコッタチーズに、柿とトマトを合わせた洋風の前菜がぴったりでした。お皿のサブスクは、普段選ばないようなデザインが試せたり、ずっと収納するには困るような大皿が使えたりするので、おすすめです!
佐藤有華
大手セレクトショップでのPRを経て、フリーランスに。国内外のファッションブランドやイベント、アートギャラリーなどのPRを中心に活躍。最近は愛猫“ぶぶぐり姉妹”に夢中の毎日。
Instagram:@sato_uyu
Edit : Ayumi Kinoshita