毎日のご飯、どんな器で食べていますか?センスのいい料理好きな方たちに、お気に入りの器を使った食卓のワンシーンをSNAPしてもらいました。フリーランスクリエイターとして、ウィメンズ・キッズブランド〈Mediam〉のデザイナーを務める中場 直さんの食卓とは?
料理好きなあの人の器SNAP。フリーランスクリエイター・中場 直さんの食卓
中場 直/フリーランスクリエイター
@nao_nakaba
家族の好きな夕ご飯 〜子ども編〜
子供達の大好物のミートソーススパゲティーには、スモーキーなグリーンが美しいイギリスの〈Woods ware〉を。ヴィンテージで数が揃っていないので、あえて大人は大きいサイズのプレーンな白いお皿を合わせ、グリーンとホワイトの配色を楽しむ食卓に。石川昌浩さんのはちみつ色のガラス鉢には、ブロッコリーと蓮根のサラダを、田淵太郎さんの美しい窯変白磁のカップには、白い大根のポタージュを。全体的にカラートーンをあわせて、洋と和の器を調和しています。
家族の好きな夕ご飯 〜夫編〜
母から譲り受けた明治・大正期の伊万里焼の器には、夫の大好物の手羽元と卵の甘酢煮を。美しい絵柄の中にテリっとした茶と卵の黄色が目にも鮮やか。同じく明治・大正期のお皿には、豆腐とザーサイのサラダを。食卓全体のバランスを引き締めてくれる久保田由貴さんのリム皿には、深緑の春菊のサラダがピッタリ。子供達の大好きなポテトサラダは、まんまるい大谷哲也さんの器に盛り付て、和の食卓にモダンなエッセンスをひと滴。
家族の好きな夕ご飯 〜自分編〜
どんな料理にも万能、真っ白な〈MATEUS〉の大皿には私の大好きなコロッケを。子供達はとにかく食べる分量が毎回読めないので、各自食べられる分を取り分けるスタイルに。サラダは、青い絵柄が美しい明治期の染付け大皿に。取り皿も古いものなので数が揃わないのですが、あえて不揃いの物を、相性を見ながらコーディネートするのが好きです。近所で偶然見つけた青いマーブル模様の器には、たらことピーマンの炒め物を。キツネ色の揚げ物を取り巻く食卓に、青の器を効かせました。
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中場 直
レディースブランドのクリエイティブディレクターを経て、独自のファッションスタイルをベースに、ブランドや時代の壁を越え「形にとらわれずファッションを楽しむ」ことをコンセプトにしたウィメンズ・キッズブランド〈Mediam〉を手掛ける。
instagram: @nao_nakaba
Mediam: HP instagram:@mediam_official
Edit : Ayumi Kinoshita