07 Sep 2020
料理好きなあの人の器SNAP。スタイリスト・小川夢乃さんの食卓

毎日のご飯、どんな器で食べていますか?センスのいい料理好きな方たちに、お気に入りの器を使った食卓のワンシーンをSNAPしてもらいました。二児の母でもあり、美味しいものに目がないスタイリスト・小川夢乃さんの食卓とは?
小川夢乃/スタイリスト
@yumeno_ogawa
さっぱりしたい日のお昼ご飯
食べたい欲望は体が欲しているものと繋がっていると思うので、作り置きはせず、その日浮かんだものを簡単に作る事が多いです。暑い日の昼食に作ったのは、酢橘・檸檬・鶏の素麺。これはヘアメイク・中野明海さんのレシピで、この夏何度食べたか数え切れないくらいお気に入りの一品です。盛り付けたのは和田山真央さん作、エメラルドグリーンのお皿「朝顔鉢」。食欲が下がる夏には、目にも涼やかなガラスやブルーの器を使う頻度が自然と増えます。冷やし中華なんかをのせても、涼しげで可愛いんです。
貧血気味の日の間食
子供たちが夫と出かけ、珍しく1人家でだらだらしていた日。お昼を逃して貧血気味だったこともあり、おやつと晩ご飯の間くらいにラムのローストを作りました。器は一時期ハマり、いくつも持っているスリップウェアをセレクト。味わいのある柄が存在感のある器なので、キーマカレーや麻婆豆腐のようなガツっとした料理にも合い、冬には野菜たっぷりのグラタンを焼いても絵になります。ラムは塩胡椒にクミン、ローズマリーで適当に味付け。ケールにナッツ、ミニトマト、生で食べられるスナップエンドウを添え、茹で卵には料理家・大川雅子さんの、クレオールスパイスミックスを一振りしました。
ビールが飲みたい日の晩ご飯
大きいサイズの器をたくさん買っていた時期もあったけれど、最近は小さな小鉢が使いやすく好きです。さらには丸じゃない形がベター。ミニトマトやシラスと和えただけの胡瓜、八百屋で買った糠漬けなど、簡単なものをちょこちょこ盛るとなんだか居酒屋みたいで楽しくなります。この日は茹で鶏の葱ソース、茄子と茗荷のナムル、ミニトマト、茹で枝豆、キムチ。器は一気にたくさん買うのではなくその都度気に入ったものを買うタイプです。写真の通り特にルールはないのですが、料理がのった時にどう見えるか、拳をのせて想像しながら選んでいます。
小川夢乃
1983年生まれ。杉野服飾大学を卒業後、ニットメーカーにおいてデザイナーとして勤務。2010年よりスタイリスト椎名直子氏に師事し、2012年に独立。GINZAをはじめとする女性ファッション誌を中心に、カタログ・広告なども手がける。
instagram: @yumeno_ogawa
Edit : Ayumi Kinoshita