毎日のご飯、どんな器で食べていますか?センスのいい料理好きな方たちに、お気に入りの器を使った食卓のワンシーンをSNAPしてもらいました。食と器に関するプロジェクトも手がけるアートディレクター・吉田ちかげさんの食卓とは?
料理好きなあの人の器SNAP。アートディレクター・吉田ちかげさんの食卓
吉田ちかげ/アートディレクター・デザイナー
@chikage1212
家庭菜園のパスタランチ
美しい水色が印象的な〈KORAI〉の器は、佐賀県有田の青白磁で作られたもの。繊細な印象とは裏腹に、食器洗浄機や電子レンジも使えるので、デイリーユースにぴったり。ワンプレートランチやメインディッシュの盛り付けまで、とても幅広く活躍しています。自粛期間から自宅の庭で小さな畑を始めたので、この日はちょうど実がなった茄子とトマトを使ってパスタを作りました。最後にはお庭のバジルをのせて。ハーブは庭でとてもよく育ち、他にもローズマリー、ローリエ、パセリ、ラベンダー、ジャスミンなどを料理のたびに摘むのが楽しみのひとつです。
家でも外でも!万能な杉二段重箱
木工作家・酒井航さんによる重箱は、珍しい八角形のフォルムに一目惚れして購入したもの。運動会やピクニックなどのシーンでお弁当箱として使用するのはもちろん、休日のお昼におにぎりや手巻き寿司などを作って、ラフにのせていくような使い道もあり、家でも外でも大活躍している器です。他にもサラダボウルとして使ったり、蓋もプレートとして使えるのでお刺身をのせたりと、我が家での登場頻度はかなり高め。ちなみに新居のダイニングテーブルも酒井さんにオリジナルで作っていただきました。
旅の思い出が蘇る器たち
昨年家族と一緒に「祭と民藝を巡る」をテーマに車で本州を一周して、旅の先々で器を購入しました。こうして食事の場面でずらりと並ぶと、その旅の思い出も一緒に味わうことができて、とても幸せな気持ちになります。山陰地方は器の宝庫で、時間が足りなかったのでまた必ず行きたいと思っています。山陰民具で購入したこちらの大皿は骨董品なのですが、最近はこういった柄ものにも惹かれています。夕食は大皿に煮物や焼き物をボリュームたっぷりにのせて、あとは付け合わせでというスタイルが我が家の定番です。
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吉田ちかげ
自身のイラストレーションや写真をミックスさせた独特のテイストで、広告をはじめとしたアートディレクションやグラフィック・WEB・空間演出など、多岐に渡る制作活動を行う。各地の食と器をご紹介しつつ、食文化と器を通して四季折々の楽しみを提案するプロジェクト「食と器」も手がける。
instagram: @chikage1212 studio: @photostylinglab
Edit : Ayumi Kinoshita