気の利いた手みやげを選ぶなら、やっぱりワイン? 最強のホムパのためのワイン専門店4選
The Wine Store
「物づくりの姿勢に感銘を受けた造り手を選んだら、おのずとナチュラルワインがそろいました」と、店主の横川かおりさん。ワインはフランス、イタリアを中 心に約450種。壁のペイントに元鉄工所だった面影を残す店の奥には“角打ち(有料試飲)”が。泡、赤、白、甘口の約10種に加え、チーズなどおつまみも そろうので、ワインバー代わりに寄る人も多いそう。買ったワインも+¥500の抜栓料でその場で飲める、新しいスタイルのワインショップだ。
左から: いずれも優しい味わいの、伊シチリアの〈オキピンティ SP68 2014〉、仏ロワールの〈レ・ヴァン・コンテ R14 2014〉、仏ジュラの〈ラタ・ポワル カシェット 2011〉¥2,700~ 4,968。つくば「パネッツァ」のパンは予約販売。〈シリアルのパン〉¥850。チーズはヴィアザビオから。トリュフ入りペコリーノ(100g ¥1,782)など。
CAVE FUJIKI
1889(明治22)年創業、銀座の老舗・藤木酒店が、5年前にリニューアル。ワインセレクトのポイントは、「ブドウ栽培からワイン造りまで一貫して丁寧に手がける造り手」で、約400種のワインは、すべて試飲のうえ自信をもって薦めるものばかりだ。最近は、店長の加藤美夏さんはじめスタッフが、たびたび訪れて気に入った南仏ローヌのアルデシュがイチオシだそう。輸入元が自慢のワインをもって大集合するイベントや、生産者を招いてのセミナーなども随時開催。
奥には自由に入れるセラーが。
ワインとチーズのセット(だいたい¥7,000~8,000)は月替わりで。左から、仏アルデシュの〈ジル・アゾーニ ル・レザン・エ・ランジュ・ブラン・ネジュマ 2014〉と〈ジェローム・ジュレ ラブリ 2012〉に、オーベルニュと、ピレネーの山羊のチーズ2種(この時のセットは¥7,500)。つくば「パネッツァ」のパンが水木金日に入荷する。
カーヴ・フジキ
東京都中央区銀座4-7-12 三越新館1F
☎︎03-6228-6111
WEBSITE
11:00~20:00
㊡無休
JAJA
今年の春、恵比寿から神楽坂に移転オープンした小さなお店。約220種のストックのなかには自社輸入のものも多く、「ブドウの質と人柄に納得した造り手ばかりです」と、店長の會澤奈津美さん。タケダワイナリー(山形)、リュードヴァン(長野)など、日本のワインも7蔵扱っており、時々訪ねていて、畑の様子、ワイン造りのポリシーを伝えてくれる。常時5~6種そろう有料試飲で、ふだん手に取らない産地の魅力に開眼する人も多いそうだ。
左から: アルザスのピノ・ノワール100%のスパークリング〈ルネ・ミューレ ロゼ NV〉。ブルゴーニュの20代の女性当主アメリーが造る〈ベルトー ブルゴーニュ・ルージュ レ・プリエール 2012〉は、華やかな赤。ロワールの〈ギャルリエール サンドリヨン 2011〉は、シャルドネ&ソーヴィニヨン・ブランで、シンデレラの物語にちなむさっぱり系。¥2,800~4,000
THE WINERY
麻布十番の古民家を改装したお店は、ニューヨークで人気のワインショップの東京店。店長の秋元賢介さんは、「国や地域を問わず、小規模で、品種の特徴の出たワインを選んでいます」と話す。イタリア北西部のヴァッレ・ダオスタ州のネッビオーロ種、クロアチアのフランコフカ種など、確かに他では見かけない魅力的なワインばかり。値段も1000~5000円が中心で、お高い印象のシャンパーニュも、小規模な優良生産者のリーズナブルな銘柄をそろえている。
左から: 南オーストラリアの若手、ファースト・ドロップ・ワインズの〈ファン・イン・ザ・サン 2013〉、南仏の凝縮感あるロゼ〈ドメーヌ・デザコール ル・ロゼ・デ・ザコリット 2012〉、イタリア北部の〈イスキア・ビアンコレッラ トマゾーネ 2013〉は、珍しいビアンコレッラ種を使用した微発泡で、甲殻類のグリルにぴったり。¥1,780~2,380