31 Oct 2019
いて座さんへ。11月のお手紙

にゅるんとぬるい手応え
未来は、不透明。
たとえば、1年後、自分がどこで何をしているのか、イメージ出来るでしょうか?
今と同じように暮らしているはず……ですが、絶対とは言い切れない不安定な感じが世の中を包んでいます。
だから、みんな迷っていて、決めかねていて、ハッキリしません。
いて座さんの本質は名前に隠されていて、弓で狙い定めて幸福を仕留める生まれなのですが、世界があいまいだから、的を絞ることが出来ないのです。
動きたいのに動けない、ヤル気はあるのに生かされない、飼い殺しのような状態で、どんどんテンションが落ちてきます。
すると、ギリシャのお酒の神様であるバッカスような一面が現れて、「何も考えずに遊ぼう、ウエーイ」と刹那的な悦びを追いかけることになります。
目標を定め、一直線に進み、誰にも真似が出来ない成果をあげるのも特質のひとつならば、まわりを巻き込んでどんちゃん騒ぎの立役者になるのも、あなたの中にある可能性といえます。
で、困ったことに、2019年は、バカ騒ぎも悪酔いになってしまったり、次の日を考えて不完全燃焼で終わったり、やれるはずのこと、楽しいはずのことが、うまく機能しないまま、もうすぐ運の変わり目になっていくのです。
11月は、脱日常で開運&スケールアップ!
さて、11月はどのように過ごしましょうか?
先月お便りしたように、幸運期のファイナルに当たります。
12月に入ると、あなたを守り導いてくれる幸運の星・木星は、いて座のフィールドを抜けていきます。
運気を効果的に上げるには、今から12月3日までの間に海外に出かけることです。
向こうで生活を始める、何かをスタートさせるには時期外れですが、それでも行ってみたい気持ち、話があるなら、思い切って乗ってしまうと良いでしょう。
小旅行でアジアへ、これも悪くありません。
また、週末完全デジタルデトックスをする、瞑想やボランティア活動で日常から離れてみるのも、効果があります。
要は、人生の器を広げるのです。
いつものことをいつも通りにやっていると、知らず知らずのうちに世界が狭くなってしまいます。
もともと野生児気質で自由じゃなきゃイヤ、狭いのキライ!なあなたでも、我慢するうちに慣らされてしまっているのです。だから、意識と活躍の範囲を拡大しましょう。
ずっと見たかった景色を見に行く、荘厳なオペラやクラッシック音楽を聞くなど、感動体験も見えない鎖を外してくれるはず。
人にもおおらかに、許容と受容で。幸運はあなたと共にあるのですから。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato