今、さそり座さん、悪くない、そんな感じがします。
もっとも、もともと、さそり座とやぎ座は、不幸耐性があるんですよね。
元凶は、昭和の占いブームにあります。あれ、めちゃくちゃ、アンフェアでした。明るく元気なおひつじ座、優しい癒し系のおうし座、頭がよくて面白い人気者のふたご座、お世話好きで女らしいかに座、主役のしし座、清潔感があってきちんとしているおとめ座、文武両道のスーパースターいて座、個性的で友達がいっぱいのみずがめ座、かわいくて愛されるうお座。こちらに対して、さそり座は、「内に秘めた情熱」、「芯が強い」、「セクシー」。おかしいでしょう!!! これ、小学生に理解できますか? 内って、そもそも、何??? 芯って何?
ちなみに、私はやぎ座生まれですが、やぎ座のオフィシャル定義は、「真面目」ですからね。真面目って、ホメ言葉じゃないですよー。ニュアンス的に、不器用さとか、ダサさを内包していますよ。友達に至っては、数が少ないとか、さらに、孤独とか!!! 孤独、気楽に書かれていました。子供向けの占いに、ですよ?
ホント、なんでも信じてしまう子供に、なんの配慮もされずに、発信されたことがよく分かります。
私がうっかり占いを仕事にしてしまったのは、「こんなはずじゃない」の一心でした。「もっと、何かあるはずだ!」と深追いしたら、気づいたら、占い師に!!!
この「余ったフレーズをさそり座とやぎ座に恵んでやろう」的な流れ、平成になっても踏襲され、令和になった今、やっと少し変わってきたかな? です。ホント、子供の人格形成に悪影響及ぼし過ぎです!
だから、私は、さそり座とやぎ座の味方です。
さんざん、煮え湯を飲まされてきたのですから、えこひいき宣言する占い師がいてもいいですよね。
で、今、そんなに悪くないのではありませんか?
全部パーフェクトとはいかないでしょうが、まあ、そこそこ、それなりに、ちゃんと回っていきます。
不幸耐性があるから、「悪くない=良い」みたいな図が出来ていますが、これは、結構良いことです。