時を読む白ヤギさんより──
役を降りるコト面倒見がよくて、優しくて世話焼き上手……気付くと、みんなのお母さんになりやすいのです。
年上の先輩や上司さえ、あなたを頼ってくるでしょう。「アレ、どうなったんだっけ?」、「コレ、どうするんだっけ?」
そんなことは知りません、自分でやってください……一言いいたくなる気持ちをグッと押さえて「アレは、こうです」、「コレは、こうして」と世の中に平和と秩序と安全をもたらしてきたでしょう。
で、ちょっと飽き飽きしているはず。
この先も、ずっとみんなを支えていくのでしょうか?
なくてはならない存在といえば聞こえがよく、これまで通りに段取りを組んで、細かく気を配って、サポートに徹して……と割り切ってやっていけば、ニーズも居場所もあるのはわかっています。必要とされる喜び、求められる幸せは確かにお持ちです。が、もういいかな?って感じているはず。
2020年は、役割や立場を変えるチャンスです。
これまでチームの一員として、アンカ―や縁の下の力持ち、あるいは、ペーペーのポジションを守ってきましたが、ポンッと抜け出して、ステップアップすることが出来るでしょう。
でも、この流れ、相手任せだと待遇が悪かったり、実現が遅れる恐れがあります。
あなたが自分に値段をつけ、あなたが自分を活かすのです。
ただ、性格上、いつもの「アレ、どうなったんだっけ?」を無視したり、突き放したりは出来ないでしょう。
ですから、まず、物理的に「今は聞けない、頼れない」状況を作ればよいのです。何か別に用事を作って、行かれない、それどころじゃない……で、まわりに納得してもらうのです。
ウソも方便で、リアリティを高めるために、有給を取ってみる、いつも集まりに欠席する……みたいなワザを使ってもよいでしょう。
いないんだ、頼れないんだ、まわりにそう思わせることが出来れば、しめたもの。一度、空白を作ることで、条件や待遇の改善、関係の見直しが、やっと可能になってきます。
あなたをガチガチに縛っていたしがらみから抜けて、人生のご褒美のような幸運をつかみにいきましょう。