時を読む白ヤギさんより──
手順、段取りを考える太陽の落とし子であるしし座さんにとって、時は、不可解なものでしょう。
永遠の若さ、尽きぬ情熱を持つ者にとっては、残酷な戒めのように感じるかもしれません。それは、終わりを告げるものだから。
今、この時も、お話している瞬間に失われ、過去になっていきます。
未来は遠く、現在はもろく、はかなく、過去はいつでも懐かしいのです。きっと気づいていないと思いますが、あなたは、ほんの少しだけ、過去に生きている人といえます。
時を裏切れないのです。なぜなら、しし座を守る太陽が、指針となるからです。
機械仕掛けの時計が発明される前、私たちは、太陽の運行で見えない時の流れを探りました。東の空から日が昇れば朝が来て、西へ沈めば、夜が始まります。地上を照らす光が作る影の長さから、頃合いを測ったのです。
規則正しさはもともと、ご自身に属しているものですから、ことさら、時間を守ろう、大事にしようとは思わないはず。
本来は、太陽の動きに目盛りを付けただけのことですから。けれど、それだけに、時を意識すると、流れは一変します。
無意識に使っていた力を意識的に活用し始めると、何倍もの効果を発揮します。時を操ることで、運命も自在に動き出すのです。
2020年後半は、逆算の時となります。
まず、ゴールを決めて、そこに向かって物事を整えていくのです。止まってしまった人生を再び軌道に乗せるために、何をすればいいのか、順序立てて考え、実現させていくタームに入ります。
しっかりと狙い定めて取り組めば、やればやっただけ形になる手応えのある6ヶ月になるでしょう。