やぎ座さんへ。8月のお手紙

伝統と革新

時間が飛ぶように過ぎていきます。

この大混乱の中、ホントに12年に１度の大幸運期なわけ？と疑っていらっしゃる方も多いでしょう。

イイコト、ナイヨ、ツラクテ、タイヘン。

なぜかカタコトになったりして。

私もやぎ座生まれなので、「今はアタフタ、バタバタだけど、幸運期が終わったらどうなるのかなー？」って
うっすら思っていたんですよ。

ええ、占いを稼業にしていても、思いますって。

でも、その答えは、無事に見つかりました。

評判がよかったので、映画館へ、ナショナルシアターライブ『夏の夜の夢』を見に行ってみたのです。

公開最終日、ギリギリに。

言わずと知れたシェイクスピアの名作、400年に渡って繰り返し上演されている人気演目です。

これが、よかったんですよ。

男女のセリフを一部入れ替えただけで、ジェンダーレスな愛の物語に変わりました。

さすが本場、古いモノをフルに生かして、刷新してしまいました。

コレだ！　ココに私たちの未来があります。

８月は、堂々と！

時代がどんなに変わっても、クラッシック音楽やバレエ、古典文学や芸能は、繰り返し取り上げられていきます。

古いスタイルで演奏、上演されることもありますが、多くの場合は、時代に沿った形で、新しい試みの場となっていくのです。

みんなが知っている、わかっているからこそ、「どうアレンジするのかな？」と注目を集めます。

その結果、本来持っている意味が、正反対になったりすることもあるけれど、本質は、決して変わらないのです。

やぎ座は、古き文化に属しています。

歴史と伝統に守られて、時に古臭く、時代遅れにもなるでしょう。

でも、そういう一時的な評価は、いちいち取り合う必要はないと気づきました。

「ちょっとズレ過ぎているっぽいから、人の言うことを聞いてみるか」みたいな譲歩があると素敵ですが、ガンコで堅牢で、びくともしない感じが、世界を支えていくのです。

自信を持って、ブレずにいきましょう。

愛も、ツキも、あなたの本気が引き寄せます。

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