30 Nov 2020
ふたご座さんへ。12月のお手紙

結局、2020年とは、なんだったのか
お変わりありませんか? 今年も残すところあと少し、やっと終わってくれる、そんな気持ちが強いのではないでしょうか?
まもなく、地固めの星・土星と幸運の星・木星がみずがめ座入りをして、ふたご座さんの可動域もグッと広がっていきます。
ずっと続いていた頭打ち感が消えて突破口が見えてくるし、目標も見つかるでしょう。
やっと、ホッと一息つける感じです。まだ、社会に混乱と制約は残りますが、心の重さは消えるでしょう。
では、今年って、一体何のためにあったのか、ですよね。
再建、再生のための破壊、行き過ぎへの強制ストップ、自分を見つめ直す時間など、いろいろ言われていますけれど、あなたはどうお考えになりますか?
私はなんとなくですが、うっかりやり過ぎちゃった時代のバグのようなものではないかなって感じています。
もうちょいライトな着地だったのが、勢い余って強く出過ぎてしまって、もう取り返しがつかない、みたいな感じです。
12月は、再開とリセット
時間の逆行を描いた映画『TENET』は、ご覧になりました?
難解と評判な作品、私もどこまで自分が理解出来たのか心許ないのですが、テーマのひとつに、「自分で決める」があるのかなと感じました。
どう生きるのか、どういう立ち位置に立つのか。
決心があって、それが未来を変えていくのです。
ふたご座さんは、決断が苦手です。
なぜなら、本気でどっちでもいいから。どう転んでもどうにでもなるから、選ばずに、委ねるのです。
でも、今年は、「そりゃ、ないよ」とか、「え、そうなっちゃうの?」みたいなことが起こりやすかったでしょう。
後出しじゃんけんは潔くないから、不平不満は堪えて従いましたが、流れに身を任せる怖さ、適当にやり過ごせない世界にゾッとしたのではないでしょうか?
で、そういう本能的な恐れや嫌悪感が、次の起爆剤になっていきます。「冗談じゃないぞ?」で決断し、選び、行動に移す。聡明な頭脳で、世界を組み替えてください。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato