31 Jan 2020
かに座さんへ。2月のお手紙

あなたとシェアしたいこと
お元気ですか?ちょっと調子を崩しかけている感じでしょうか?
忙しさとか気候もあるのですが、かに座さんの場合、メンタルからやられますよね。しかも、時間差でくるからタチが悪いのです。
もう一段落して、過去になった話なのに、辛さや悲しさ、苦しさがフラッシュバックして、リアルタイムで大変だった時みたいに、いちいちダメージを受けます。
どんなに時間が経っても、フレッシュパックされた感情が溢れてきて、追体験を迫ってきます。
心が萎めば、体も弱りますから、ずっとグズついたままでいなければなりません。
いっそ高熱とか出すと、体内の老廃物が燃焼して、ついでに負の感情も燃えて、スッキリするのですが、最近のインフルエンザは凶悪ですから、荒療治をオススメするわけにも参りません。
そこで、私がラクになった言葉をお届けしますね。
それは、「赦しましょう」です。
そんなの、もうやっている? ホント?
では、うかがいます。あなたが“赦して”いるのは、他人ではありませんか? 違うかしら?
2月は、再起動をかけて
赦さなければいけないのは、自分です。
タチの悪い人を信用してしまったこと、筋違いの暴言を吐く人と仲良くしてしまったこと、ご自身の人の良さ、うかつさ、マヌケさを赦しましょう。
親しくしてはいけない相手でした。もっと、用心して付き合わないといけないのに、つい優しくして、心を許してしまったのです。
でも、化けの皮は剥がれたし、もういいですよね。
身勝手な人、未熟な人だからこそ、かに座さんに搭載されている世話好きセンサーが反応して、ついほだされてしまったのですが、やっと縁が切れ、リセット出来て、万々歳です。
さて、これで、「あの時、どうすればよかったのかな?」ループから抜け出せましたか?
よし、それでこそ、我が愛するかに座さんです。
追い上げていきましょう。ピッチを上げ、グズグズで遅れた分を取り返すのです。
グダグダ言う人は、「あなたならやれると思うけれど」と信頼を示した上で、退路を示せば、勝手に前へ進んでくれるでしょう。
バレンタインは、可憐に。恋の告白も、あざとかわいく!
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato