新年おめでとうございます。調子はいかがでしょうか?
2020年はやれそうでしょうか?
イケそうでしょうか?
おとめ座さんが安請け合いは苦手なのはわかっているので、この質問への答えは保留にしておきましょう。
唐突ですが、ジュエリーの話です。
美術展などで、贅沢の粋を極めたゴージャスなアクセサリーを前にした時、人々はまず、「キレイ」、「すごい!」と誉めそやします。
次に、少し声のトーンを落として、「いくらなのかしら?」的なささやきをかわして、次へ向かっていきます。
派手好みのしし座さん、てんびん座さんならば、密やかにジュエリーを身に付けている自分を想像してうっとりするでしょう。
名誉のために生きるおひつじ座さんは、自分にどんな価値があったら、そのジュエリーと見合うだろうと考えるでしょう。
所有欲の強いおうし座、かに座さんは、保管場所や警備を考え、ふたご座、やぎ座さんは、交渉の道具として値踏みします。
懐疑的なさそり座さんなら、突出したジュエリーがもたらす諍いと災いについて考えを巡らせ、みずがめ座さんは、そもそも、そんなに価値があるかと首を捻るのです。
うお座さんは、素直に欲しい、手に取って太陽の光に透かしてみたいと願い、いて座さんは、自分の力で同じカラットの宝石を採掘したいものだと夢を広げるのです。
我らがおとめ座さんは、まず、こう思うのではないでしょうか?
「本物かしら?」
そして、研磨や加工について、適切だったかを考えます。最大限に美を引き出しているか、留め具は石に合っているかどうか、もっと素敵に見せる方法は他にないかを考えます。
あなたは、根っからの職人なのです。