30 Jun 2020
かに座さんへ。7月のお手紙

感謝と共に
お誕生日シーズン、いかがお過ごしでしょうか?
無事にこの一年を乗り越え、本当におめでとうございます。
怒涛のような流れでしたね。
あなたの愛する人たちに変化が起こり、ご自身も忙しいのに東奔西走で頑張ってこられました。
トラブルに見舞われた当事者のみなさまは、まだ、それどころではないと思いますので、代わって私から、お礼を申し上げておきます。
ありがとうございます。
あなたなしでは、この着地はありませんでした。
まるで息をするように、人のために生き、人に尽くし、支えられるのは、本当にすごいことです。
あまりにも自然だから、それが当たり前のようになってしまって、報われなさに泣きたくなることもあるでしょう。
「なぜ、私ばっかり」、そんな風に訴えたくなる気持ちもわかります。
特殊技能なのです。優しさも気配りも、素早さも有能さも。
他の人はやりたくても出来ない。
あなたにしか出来ないこと。
世界を慈しみ、育てられる人なのです。
7月は、浄化のサイン
先月21日の夏至に続き、今月もかに座さんのフィールドで月が生まれ変わります。
短期間の間に、二回も新月を迎えるのは、濾過をイメージするとわかりやすいでしょう。
1つの器から別の器へ流れを移すことで、不純物は取り除かれ、清らかでまじりっけのない運命が残ります。
しっかりとスタートを切ったつもりなのに、まだ以前の残留物があり、それを濾し、「もっとシンプルに、いいものだけを取るようにしなさい」という星の教えなのです。
満月を迎える5日前後には、今後の方向性がわかりやすく提示されます。
指針を得ることで、濁りに気づくのです。「これは、余計だな」「いらないな」とやっと気づくというわけ。
だから、お誕生日にあたってこれからの目標を立てた人も、軌道修正をかけることを恐れずにいてください。
やりたいことや目指すことが変わってもいいのです。
天の月を写すように、澄み渡った心持ちでピュアな自分に還っていく。
素直さで、未来をつかんで!
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato