31 May 2020
みずがめ座さんへ。6月のお手紙

占いと予言
その後、いかがですか?
予想はついていましたが、ダメージは想像以上に大きく、やっかいな流れになってきましたね。
こんなにも脆く社会が崩れ、こんなにもあっけなく世界が変わっていくとは、未だに悪い夢を見ているようなが気がします。
もし、半年前にタイムリープをして「未来にこんなことが起こるんだよ」って教えてあげても、きっと、誰も信じないでしょう。
え? 占いで分からなかったのかって? そこ、難しいんですよね。
占い師ならば、2020年は大変な年っていうのはわかっているのです。
社会が崩壊していく大きな流れの中、何か起こることは読み取れていました。ただ、何が起こるかまでは、読み切れない。
もし、そこを具体的に語っている人がいたとしたら、それは、サイキックな能力をお使いになっているということ。
占いではなく、予言のジャンルです。
何が起こるかわからない、何が起こってもおかしくない。
それが、ビフォーコロナの占いでしたね。
6月は、研磨がカギ
では、占いとはなんのためにあるのか、何がわかるのかという話になってくるのですが、もともとは、王家に属するもので国家の盛衰に関連します。
その年が豊作か凶作か、水害や日照りがあるかどうか、戦局を占い、戦法に発展したものもあります。
時の流れ、勢い、変化を読み、それを生かし、乗りこなしていくための手掛かりとなるものです。
6月のみずがめ座さんならば、自己磨きがカギになるように!
状況はブレブレで、話が変わりやすいのです。
人もアテにならないし、立ち位置もあやふや。
きちんとやりたくても、評価ポイントが変動するからタチが悪い。
でも、勉強やトレーニングにはよい時です。
スキルを磨く、体調を整える、技術や新しい知識を取り入れ、実力を高めましょう。
手応えが得られ、自信がつき、今後の武器になります。
みずがめ座さんの本格始動は、年末。
まだまだ、蓄積と陰徳で大丈夫。
占いがお役に立つことを願いつつ、また、来月お便りします。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato