29 Feb 2020
ふたご座さんへ。3月のお手紙

考え過ぎない!
すっかり春めいて参りました。
ただ、明るい日差しと裏腹に、花粉だの、ウィルスだの、目に見えない脅威が蔓延しています。
楽しみにしていたイベントが中止になったり、自粛ムードが漂ったり、生活全般に強制ブレーキがかかっている状態ですよね。
このところ、ぼんやりと感じていた「この先、どうなってしまうのだろう」という不安が、まさか国家レベルまで高まるなんて、予測を超えています。
特に、ふたご座さんは、2月半ばから続いている守護星・水星の逆行で、気持ちが揺れ動きやすくなっているので、精神的にオーバーロードしやすいのです。
先の先の先、裏の裏の裏まで読んで、ずーんと沈んでしまいそう。
もうちょっとだけ、辛抱してください。
10日には水星が正しい運行に戻って、物事は調和へ向かいます。
それでも、落ち着かなければ、年上の人と話をしてみてください。
助言や助力を求めてみるのです。
亀の甲より年の劫、ホッとする一言がもらえるはずです。
3月は、原点帰りを
3月は、過去と未来が交差します。
昔あったことを思い出したり、懐かしい人に会いたくなったりするでしょう。
終わったはずの話が蒸し返され、遠い記憶がリアルに立ち返ってくるのです。
思い出の曲、ウワサ話、他人のそら似、小さなタイムスリップが始まります。
でも、手放した昔を拾い集めても、残念ながら、役には立ちません。
古ぼけ、色褪せ、時代遅れで使いものにならないはず。
大事なのは、スピリット。あの頃の思い、熱さです。
今のあなただから、出来ることを考えてみて。
思い出の品を大人買いする、仲直りは無理でも謝罪だけ入れる、まだ夢を追いかけている元仲間の応援に回る、形やフィールドを変えて再チャレンジをする……きっと、腑に落ちる着地が見つかるはず。
お墓参りや親孝行、母校を見に行くのもいいでしょう。
簡単にいえば、原点帰りをするのです。
すると、「そっか、これでいいんだ!」という気持ちの整理がつきます。今月は、それが大事です。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato