30 Apr 2020
おひつじ座さんへ。5月のお手紙

夜明けと日没
日が伸びて参りました。
少し前までは、朝は6時にならないと明るくならず、夕方は17時くらいには、もう真っ暗でしたよね。冬を思い出せました?
今は、空は5時前に光を帯び、18時くらいまではたそがれ時と言えるでしょう。
人間たちがざわざわと騒いでいる間にも、天の刻は進み、夏へ向かっているのです。
もし、あなたが今、調子が出ない、不安で仕方がないと感じるなら、朝日を浴びましょう。夜更かしして、前日の延長、遅い夜ではダメですよ。早起きが条件です。
毎日でなくてもいいし、日の出を確認してから二度寝をしてもいい。
でも、とにかく、まず、朝早く起きてみることが、おひつじ座さんに取ってシンプルでスピーディーな開運法、そして、リセットになります。
もともとの吉方位は東、日が昇る方向ですから、事情が許すなら、少し太陽に向かって歩いてみるのもよいのです。
目を閉じて、生まれたばかりの初夏の光を浴びてみる、心の深い部分が整います。
5月は、負けるが勝ち
輝かしい5月、星の緊張は緩んで、次のフェーズへと向かっていきます。
明るい兆しを感じて、ストップしていた話を進めたくなるし、失った分、取り戻したくなるでしょう。
でも、まだ、運命は本調子ではありません。
これまでにも、病み上がりに無理をして、ずっと調子の悪さを引きずったり、ケガやミスが重なったりしたことがあるのではありませんか?
おひつじ座さんは、泣きっ面に蜂になりやすいのです。それは、止まるのが嫌いだから。休めない性分だから。
頑張り屋さんで、意地っ張り。無理に無理を重ねて、限界を超えようとします。
自分に負けたくない気持ちはわかりますが、そのこだわりは封印しましょう。不敗神話ではなく、圧倒的な強さで伝説になりましょう。
不利な条件の中、精神力で戦い、潔く散るパターンは、先人がもうやっております。同じ轍は踏まなくてよし!
力を溜めましょう。焦らず、動じず。
それが、強さに。戦うために、一度退くのです。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato