31 Oct 2020
ふたご座さんへ。11月のお手紙

妄想コミュニケーション
寒くなってきましたね。
抜かりないあなたは、セルフケアも万全でソツなくお過ごしのことと拝察します。
昔から本当にかなわないと感じるのですが、なぜ、そんなスマートに過ごせるのでしょう?
次に起こることを予測して、手を打つ、合わない、必要ないと思ったら、さっと引く。
ふたご座さんの洗練された処世術には、いつも感心するばかりです。
かなわない、すごい。
そして、こう見えて、もう一つ、気づいていますよ。
あなたはつらい時には、私には言わない人だと。
別の誰かには、軽くグチッたりしているでしょう。
「まいったよ」「いやんなるよ」的に。
ただ、同じことを私に言うと、「どうした、どうした、大丈夫か、元気か、平気か、何か食べるか?」と、求めている以上のリアクションでオオゴトになってしまうから、黙っているのです。
話したら大騒ぎするだろうなあで、慌てふためく私を思い浮かべ、「言わないよ、大丈夫だよ」とクスッと笑う感じでしょうね。
11月は、持っていかせる
星占いのセオリーでは、12の星座で時間や運勢をシェアしています。
12段階ある運勢ランキングをみんなでグルグル回す感じですね。
で、2020年という年は、ふたご座さんにとって、かなりしんどい星回りだったのです。
軽く広く、チャラチャラ世界を飛び回るのが好きな人なのに、重く深く、じっとしていろと制限がかかっている感じです。
不得意なこと、損な役回りも回ってきやすく、ナンダカナーだったはず。
もうすぐ、このどんよりは抜けるのですが、ただ時の経過を待つよりも、年末以降やってくる幸運期を生かす場作りをするとよいでしょう。
イメージとしては、ジャンプの前の踏み込み、グッと沈むことで、より高く飛べるでしょう?
アレです。
具体的には、人に花を持たせる、感謝をする、相手を立てる、損をいっぱい引き受け、苦労を買っておく、そういうプレイと割り切って。
すると、運が底を打ちます。
強く下降することで、上昇に転じましょう。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato