31 Oct 2020
いて座さんへ。11月のお手紙

やがて、水は溢れるのです
ご機嫌いかがでしょうか?
ボチボチやっているよ、元気だよーと声が遠ざかっていく気がします。
オープンマインドないて座さんには珍しく、心のシャッター半分くらい閉めちゃって、もういっそ、クローズでいいかなって感じかなーと思うのです。
振り返れば、2019年がいて座さんの大幸運期でパッと弾けられそうだったのに、社会の保守化が進み、頭を押さえつけられた感じで時が過ぎていき、じゃあ、2020年はもう少しいいかなと期待したら、フリーズしちゃった感じ。
必死に再起動がかけられていますが、それ、本当に元に戻るの?という、妙な諦めムードに包まれております。
もう今年はいいよ、諦めた、来年はどうなんだい?ってところでしょうが、停滞から変化へ向かうことは確かです。
溜まりに溜まった水が溢れて、流れが生まれます。
この時、どのタイミングで波に乗るのか、よく考えていく必要があるでしょう。
今は、そういう見極めの時といえます。
11月は、見送る勇気を!
水は、広がって溢れます。
最初は勢いがあり、どこまでも進んでいけるように感じるでしょう。
けれど、それが、きちんとした流れになるかは、わからないもの。
新しい流れに乗りました。遠くまで運ばれて来ました。
でも、もう次の波は来ませんということも、十分に考えられるのです。
現状に飽き飽きしているから、今と違うこと、新しいことに飛びつきたくなる気持ちはよくわかるのですが、11月はあえて留まりましょう。
最初は四方八方に広がった流れは、やがて、有力な主流に集約されていきます。
それを見定めて動き出しても、遅くはありません。
みんながあちこち散った後にスカスカになった世界を立て直すというのも、意外に悪くない選択になるはず。
イレギュラーな運気ですから、いつもなら選ばない道を進んでみて。
止まる、留める、様子見を心掛けて。
また、家の中の居心地の良さをさらに高めていくのにも、幸運が。
もう大掃除、大賛成です。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato