30 Sep 2020
おひつじ座さんへ。10月のお手紙

おひつじ座という物語
なんだか、お久しぶりです。
最近の時間の流れの速さは異常で、あっという間に一週間が経ち、気づくと、一ヶ月が過ぎています。
ポッカリと心に穴が空いているような感じがするのに、なぜか気忙しく、日々の雑務に追われるうちに、今年ももう最終コーナーへ向かっています。
何かをしなければ!という気持ちは強まるのに、実際には何も出来ていない、焦りと不安と少し投げやりな気分がミックスされて、落ち着かないでしょう。
そんな時にオススメなのは、読書です。
もし、おひつじ座さんという本があったら、きっと面白くて一晩で読み切ってしまうでしょう。
失われた財宝を探す冒険譚、あるいは、倍返し的な経済小説、三国志などの戦記モノも戦うあなたっぽい。
これからお読みになる側ならば、見出しが大きい実用書がいいかもしれません。
ベストセラー、話題の一冊。
時代のニーズが凝縮されていて、今の正解がすぐにわかる一冊がパワーを高めます。
10月は、龍の卵を温めて
さて、秋が深まっていく10月は、卵を温めましょうか。
こちら、ただの卵ではございません。
世にも貴重な龍の卵でございます。
大きさは、あなたの両手を広げたくらい。
さて、ここで、どちらをイメージなさいました?
両手で受け止める形でした?
それとも、親指は親指同士、人差し指は人差し指同士をくっつけた感じでした?
手をお椀のようにした方は、もう準備万端、あとは居心地よく過ごせば、時が来れば、龍は孵化して龍となり、あなたに懐き、やがては背に乗せて大空へ飛び立てます。
一方、指の間を擦り抜ける大きさを思い浮かべた人は、幸運の卵を探すところから始めないといけないようです。
きっともう出会っていますが、それが、貴重な可能性のかたまりと気づかずにスルーしたのです。
好きなこと、楽しいことがある場所をよく探していれば、「あ、コレかあ!」が見つかるはず。
卵を手に入れたら、後は温めるだけ。のんびり本を開き、時を待ちましょう。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Sato