あっという間に9月、今年はなんだか騙されているような感じがしますね。お変わりはないでしょうか?
どこか嘘くさく、でも、非常にリアル。また、秋が巡ってきます。
先月、お伝えしたナショナルシアターライブのこと、ご記憶にあるでしょうか?
古い戯曲が読み替えられて、新しい今の時代の物語に変わっていく面白さ、素晴らしさにやぎ座の可能性を感じたというアレです。
実は、あの感動について、ずっと考え続けています。
きっとあなたもそうだと思うのですが、私はやぎ座を持て余していました。伝統やしきたり、権威や名誉、制約がきつく、肩が凝る世界。間違いが許されないパーフェクトワールド。
でも、厳格な先生が実は人間臭く、話せばわかるチャーミングなキャラクターだったと、ようやく脳内確変が起こったのです。
しかめっ面で社会を動かし、わかる人にだけ目配せしている感じです。
うわ、よく見たら、ペロンと舌を出して笑っていた!みたいな!