やぎ座さんへ。2月のお手紙

こんなものか、という思い

目下、検証モードのやぎ座様、最近は持ち前の分析力で、原因と対策、反省と改善をじっくり考えている最中だと拝察します。

ただ、心配なのは、なんとなく、ご自身にがっかりしている気配があることです。

ずっと頑張ってきたつもりだったけれど、結果、この程度かという感覚がありそう。

少し前にあった満足感や達成感が消えて、すべてが徒労だったような、ムダだったような気分になっていそう。

体調もイマイチで、なんだかブルーです。

この先も、ずっと不毛な戦いが続くことにもうんざりし、気分が沈んでいます。

いつもならば楽々とこなせることにも支障が出て、ちゃんと出来ないことにまた、苛立つのです。

もしかしたら、私って、ポンコツなのかしら？失礼を承知で申し上げれば、おっしゃる通りです。

ずっと昔、子供のころを思い出してください。

不器用で不遇で、ぎゅっと抱きしめてあげたくなるくらい、かわいそう。

そこから這い上がってきたのではないですか！

2月は、ふわふわ、ぽかぽかで。

決して、恵まれたスタートではなかったはず。

いろいろ足りないし、欠けているし、自分のことなんて、全然好きになれないし、みんながうらやましくて仕方がなくて、仲間に入りたくて、入れなくて……。

一人でも平気なフリをしたり、道化役を買って出たり、年上の人の輪に交じってみたり、いろいろやって、だんだん勘どころがわかってきて、今があるのです。

あなたは強くしなやかで、痛みや悔しさを知り、それをバネに出来る人です。

暖かく、温かく過ごしましょう。

もっと、ご自身をいたわって。そして、優しい物語や人と触れ合いましょう。

要は、寂しいのです。人恋しいだけ。心に穴が空いてしまい、隙間風がビュービューです。

そこを自覚して、自分で自分のご機嫌を取りましょう。

子供の頃に好きだった場所、私は図書館だったのですけれど、そういう所に足を運び、いろいろ思い出してみるとよさそう。

努力に裏打ちされた自信が戻り、もう一度立ち上がれるはず。

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