30 Jun 2021
おとめ座さんへ。7月のお手紙

どう生きるのか問題
書こうか書くまいか迷ったのですが、書きます。
この前、『トゥルーノース』という映画を見ました。北朝鮮の強制収容所を舞台にしたアニメです。これは見なくてはいけないって思ったのですが、見る前から腰が引けて気が重く、それなら見なきゃいいのに妙な使命感で行くわけですよ。
でも、意外なほど爽やかで、あれ?みたいな感じで帰ってきました。
翌日、ウイグルのニュースが配信されました。世界は、ハードモードで動いています。
ここ一年、親しい編集さんとのやり取りの終わりに毎回つけていたのは、「生き延びましょう」でした。
ここを乗り切れば、次があるから。が、キリがなく、ずっと修羅場で、エンドレスで正念場が続いています。
このご時世、忙しいならいいじゃないっておっしゃる方もいるのですが、本当にそうでしょうか?
ままならないという意味では、どちらも同じ。しんどさに慣れてはダメです。
1年も折り返し、ここらでひっくり返しましょう。
7月は、ストックゼロでいく
天界の緊張もそろそろ解けるので、状況は変わっていくでしょう。
ただ、病み上がりのようなもので、油断するとブリ返すし、無理は効かないし、思いがけないところに変な影響があったりして、まだまだ落ち着きません。
先行きが不透明だからいろいろキープしておきたい気分になりますが、仕様が変わっていくため、せっかくプールしても使えなくなるかもしれません。
もぎたてフレッシュ、鮮度で勝負! で仕掛けていくのがよさそうです。
正しさは、おとめ座さんの中にあります。
ただ、もうちょっと突っ込んで考える必要はありそう。「どう正しいの?」「誰にとって正しいの?」「そのために何をすればいいの?」と。
あいまいだったこと、人任せにしていたことに1つずつ答えを探して今出来ることをやっていきましょう。すると、世界を変えるには至らなくても、あなたは変われます。
この夏は、自分に誇れる自分になりましょう。
恋も、よりよい関係を目指して。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama