お変わりはありませんか?
私はこの前、あなたを連想する映画を見ました。それは、『アンモナイトの目覚め』という作品です。舞台は19世紀イギリスで、古生物学者メアリーと裕福な化石コレクターの妻シャーロットが恋に落ちるのです。
二人が親しくなっていくプロセスが、すごくかに座さんっぽくて。まず、弾くんですよね。自分のテリトリーがハッキリしていて、そこにやってきたよそ者はノーサンキュー。反射的に、拒絶します。
21世紀を生きるかに座さんは洗練され、もっと上手に場を取り繕うことでしょう。
人に対する好き嫌いや本音を見せない方がうまくやれるとわかっていますものね。
でも、本当はメアリーのように警戒心や不快感を露わにし、「触らないで」「近寄らないで」と、きっぱりと突っぱねたいのでしょうね。やらないだけで。
相手を認め、心を許した途端、まるで堰を切ったかのように、思いが溢れ出すのです。
深い愛情と献身が用意されています。