30 Sep 2021
やぎ座さんへ。10月のお手紙

公私の問題
お元気ですか?
星のパワーがスッキリと動き出して、少し生きやすくなってきたのではないでしょうか? 厄介な問題が消えたわけではないけれど、受けて立つ気力や体力が整ってきたはずです。
さて、そんな中、この前、ちょっと面白い体験をしたのです。ある映画を見ていたのですけれど、始まって数秒で「ああ、これ、私の好きなやつだ」と思いました。ただ色々疑問が残り、パンフレットに載っていたシナリオ、さらに原作を読みました。
すると、「うわ、脚本削られまくり」とか、「え、これ、原作いる?」みたいな世界だと気づきます。オフィシャルなベクトルを持つやぎ座の私としては、もう当惑ですよ。個人的にはすごく好き、でも、原作木っ端みじん、さらに、シナリオもガリガリやられている現実にどこに評価の標準を合わせればいいのかわからなくなりました。
理性と感性、公と私で引き裂かれる感覚、まあ、監督の次回作に期待、なんですけれどね。
10月は、特例アリでいく
世が世ならば、やぎ座さんは「お国のために」とか、「お上に従え」で動くのです。
今もあるでしょう?「都の条例だから」とか「会社がうるさくて」的にブレーキをかけます。ただ、この先はそういうピラミッド型の命令形態はどんどん廃れていきます。
厄介なのは、一度に「おしまい」にはならないこと。みんなが「やってられるかい!」って好き勝手に動き出しても、あなたは、まだルールを守らないといけない立場にいやすいのです。
そんな中、四角四面にきっちりやろうとすると苦しいし、後悔が生れます。
基本は「原則を守る」でいいのですが、その時々で融通を利かせていくといいでしょう。
ちょっとえこひいきをする、例外を作る、内緒でよくしてあげる、抜け道を作りながら、うまく折り合いをつけていくのです。
恋も特別扱いをすると決めると、ずっとラクに生きられるはず。
公私の自分、どちらも活かしていく。ピラミッドの頂点にあなたが立ちましょう。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama