30 Sep 2021
てんびん座さんへ。10月のお手紙

絶妙なバランス感覚
お祝いをしましょう。
何がいいでしょう? 気持ちよく晴れ渡る青空、キラキラ輝く夜の星、世界の懸け橋となる虹、それとも、心地よく駆け抜けていく風、あなたのお誕生日と共に美しい季節がやってきます。
最近、易の腕を磨くために、毎日のお天気を占っています。まあ、当たらないったら! この的中率で占い師を名乗っていて大丈夫?ってくらい大外ししています。でも、楽しいのです。だって、秋の空って、表情豊かなんですもの。
晴れていたと思ったら、曇ったり、翳ってきたなと思ったら、雨が降ったり、また晴れたり、女心と秋の空という「ああそうですか」と言いたくなる慣用句がありますが、本当にお天気が変わりやすいのです。
穏やかに見えるけれど、それだけ多面性があって、複雑に要素が絡み合って、世界が動いています。
あなたの中にも、この豊かな空が広がっているのでしょう。
お誕生日おめでとうございます。素晴らしい一年が続きますように。
10月は、言葉のギフトを贈る
先月の終わりから、水星がてんびん座で逆行をしております。
中旬まであーでもない、こーでもないとウロウロし、20日くらいから「もう迷わない」ってやっと吹っ切れて動き出します。
だから、情報の入り方がおかしいし、約束が二転三転したり、人の言葉もあいまいに変化しやすくなっております。
まともに取り合っていると、疲れてしまいますから、つじつまが合わなくても気にせずに、おおらかに構えていくのがよいでしょう。
そして、温かい言葉、優しい声掛けを心掛けていきましょう。
「ありがとう、すごく助かった」「あなたがいるから、救われている」「嬉しい」「幸せ」「大好き」と善意と厚意でくるんと包んでしまいましょう。すると、多少の問題も誤差のうちに収まってきます。
「頑張ってくれているの、知っているよ」的なくすぐりもいいですね。あなたが言うから、何倍も効果が出ます。
言葉にリボンをかけて、大好きな人、大切な人に届けましょう。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama