みずがめ座さんへ。4月のお手紙

快適さのススメ

誤解を恐れずにお話したいのですが、みずがめ座さんには、セルフネグレクトの気があると思うのです。

やるべきことがあると、自分の事は棚に上げちゃう、不自由や不便も我慢しちゃう傾向が強いのです。

錬金術師が賢者の石を作るまで寝食を忘れて打ち込むみたいなイメージです。

現代風にすると、納期があるから会社に寝泊まりとか、目的達成までゼリー飲料やカロリースティックみたいな宇宙食的なご飯で持たせちゃう、みたいな。

必要を感じていない人にオススメするのは心苦しいのですが、あなたが省略しやすい部分を凝ってみたらどうでしょう？

一言でいえばちゃんと暮らす、心地よく過ごすということ。

同じ時間にベッドに入る、温かいできたてのご飯を食べる、歩きやすい靴を履き、のびのび動ける服を選ぶ……、ちゃんとやれていることは継続で。

どうでもいい、どっちでもいいと思っている事を整えてみる、こだわってみるといろいろ変わってくるでしょう。

4月は、豊かに暮らす

あなたを突き動かすのは、理想と理念。

こうなりたい、ありたい自分や未来のイメージの中に、いい匂いや優しい手触り、おいしさは割り込みにくいのです。

美しさや好きな音楽は、比較的共存しやすいと思いますが、何かを成し遂げるために、散らかった場所、騒音のような環境に置かれても、「ま、そんなもんだろう」と変な納得をしてしまうはず。

自覚しているよりも不快な状況に耐性があり、我慢している実感さえないでしょう。

ある意味、「ここに長居するつもりがない」「落ち着きたくない」せいでもあります。

いつでも次へ行けるように、腰を落ち着かせないように気を付けているのです。でも、それを一回外してのんびりしてみるとよさそう。

定住を決めても気持ちが変わったらあなたは何を振り払っても動く人だから、もっと自分を信用してみて。

気持ちよく、良質なものを選ぶことを心掛けると、新しい可能性が見えてきます。

恋もマンネリを面白がって。

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