30 Nov 2022
やぎ座さんへ。12月のお手紙

「ナー」の秘密
犬好きの友人に言われました。「猫が好きな人って、『ナー』って鳴くっていうじゃない? 私には『ニャー』としか聞こえないんだけど」と。
その場では上手に答えられなかったのですが、ずっと考えて答えがわかりました。「ナー」は、猫が甘えてリラックスした状態でしか発せられないと。
人にかわいがられている外猫で聞けるか、聞けないか。家に猫がいる人ならば、「猫は『ナー』って鳴くよ」だと思うのです。いかがでしょう?
こういうことって、結構あるような気がしますね。私たちは同じ場所に同じようにいるようで、実は少しずつ、違う世界に属しているのでしょう。
逆に私は犬の甘えるサインは見逃しそうだし、ハムスターやうさぎのごきげんアクションもわかりません。そういうわかる人にはわかるとか、興味があることに敏感とかでいいような気がするのです。
ドリトル先生にも憧れますが、鳥やネズミの言い分までわかったら、大変な気がしますしね。
12月は、仕切り屋になる
占いを書く時に気を付けているのは、運が強いか弱いかを、明確にすることです。
そこがブレてしまうと、何を書いているのかわからなくなってしまいます。運がどう強いのか、どうすると生かせるのか、さらに発展させていきます。
12月のやぎ座さんは足場固めの半年に入っていき、そのスタートの時期に当たるため、運は強いけれど、状況は結構面倒くさいはず。
やらなきゃいけないこと、つきあわないといけない相手が増えるのです。
チームワークを求められたり、実家絡みで呼ばれる機会が増えたり、家のメンテナンスに時間を取られたりするでしょう。
スケジュールを組んだ後から話が回ってくるため、二度手間、仕切り直しとなって、うんざりするかも。でも、そこで不幸な気分になってしまうともったいないのです。行けば、采配を振るえるので、あなた色に染めてしまえばいいのです。
恋も、頼られそう。大切な人の「ナー」に応えていきましょう。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama