30 Nov 2022
さそり座さんへ。12月のお手紙

一年の終わりに寄せて
ご機嫌はいかがでしょうか?
まもなく幸運の星・木星がうお座を離れて占星術の始まりの場所、おひつじ座へ向かっていきます。
振り返ってみると、コロナ禍でリモートワークやワーケーションが推奨され、インドアライフが定着したこと、これまでとこれからをいつになく考える機会があったことは、さそり座さん的なニュアンスが強調された流れだった気がします。
変化があまりに急で、選択の余地がなかったことも、それっぽいのです。
かといって、あなたが生きやすく、ラクだったかと言ったら、まったく逆でしょう。ギリギリまで追い込まれ、選択肢がなくなり、しぶしぶ受け入れたら、意外に悪くなかったという感じだったのでは?
思いのほかいろいろなことが出来ることがわかったり、この先もつきあっていけそうな人とつながれたり、失ったもの以上に収穫は大きかったはず。
世の中がどう変わろうと、ずっと価値が変わらない大事な宝物と出会える一年だったのです。
12月は、がんばらない
強運期は、まだ続いています。だから、引きは強く、ラッキーなことが起こりやすくなっているし、メリットのある誘いもかかるでしょう。
でも、そこに強い意志を乗せないように注意して。「どうしても」「絶対に」と熱くならずに、「ご縁があれば」「お役に立てるなら」とトーンダウンして控えに回るのです。
ガツガツ、グイグイでは、スタミナ切れが心配。なりゆきや誰かのセッティングに乗っていくつもりでいると、ちょうどいいはず。
その分、楽しく過ごしましょう。クリスマスのイルミネーションやプロジェクションマッピングを見に行く、人気のテーマパークまで足を運ぶなど、この時期ならではのスペシャルを追いかけて。
ウィンタースポーツに挑戦したり、親しい人に声をかけて集まったり、素敵な思い出を作ってみて。失った時間を取り戻すこと、好きだったことを思い出せば、来年のアウトラインが見えてくるはず。
恋は、カスタマイズを。2人の要望を詰め込んで。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama