31 Jan 2022
ふたご座さんへ。2月のお手紙

ケジメと決着
凛とした寒さの中、早春を思わせる透き通った光が差し込む今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
あなたを守る星・水星は、年に3回軌道が乱れ、後ろ向きに進みます。実際は正しい方向に動いているのです。
でも、星占いの基盤上では、惑っていると読み解きます。
今年最初のためらいは、過去や深い記憶につながる場所で起こりました。わけもなく落ち込んだり、やけに昔のことを思い出したり、メンタルのキープが大変だったはず。
2月に入ってモヤモヤした思いは消えて、現実と向き合う力が戻ってきます。だからこそ、先月の問題の解決に乗り出すといいのです。
決着をつける、未練を断ち切る、次へ進む、具体的なアクションを起こし、過去を振り切りましょう。
どんなに懐かしく心地よくても、同じ場所に戻ることは不可能です。
でも、あなたが前進する決心をして次へ進むと、縁の結び直しや仕切り直しが起こるはず。
始めるために終わらせる必要があるのです。
2月は、追い込んでみる
ふたご座さんって、ちょっと不思議な能力を持っています。視野が広く、多重構造、テンションやベクトルが全く違うことを同時に処理することが出来るのです。
パーティー料理を作りながら、絶え間なくやってくるお客様にウエルカムドリンクを出し、スキを縫ってシャワーを浴びてドレスに着替えて主催の挨拶をするくらいの芸当をいとも簡単にこなします。
ややこしい段取りは攻略し甲斐があるゲームのように、かえって熱く燃えるはず。
忙しければ忙しいほど、雑用やノルマが多ければ多いほど、あなたは覚醒します。
2月はヒマを作らないと決めて、あちこち駆け回り、毎日違うことにチャレンジし、勉強や習い事を始めたり、人のプロジェクトに混ぜてもらったりして、やることでいっぱいにするのです。すると、強制的に推進力が加わり、過去との決別がスムーズになるはず。
恋も、次へ進めましょう。旅行気分を味わえるデートが、特別な親しさを育ててくれるはず。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama