31 May 2022
ふたご座さんへ。6月のお手紙

曇天の空のように
お元気ですか?
調子がいいんだか、悪いんだかよくわからないという感じではないかと拝察します。
幸運の星・木星が動いて緊張は解けて、かなりラクになった部分と、守護星・水星の逆行に引っかかり、つまらないことでちょこちょこ話が止まって思うようにやれない感じが混ざっていたはず。
運は悪くないから、最終的にはそれなりに収まるのですが、そこまでのプロセスが地味に大変で、気疲れしているという感じでしょうか。
例年ならば、幸運が宿るフィールドで水星が惑いを見せるのですが、2022年はちょっとズレているのです。ここがとても興味深いのです。
問題があるとわかっていても、個人の力ではどうにもならないことも多く、選べるのは、我慢か脱落だけ。
でも、選びきれないはず。止まるも進むも似たようなものだから。
長い人生、こういうスッキリしない時期はあるものです。雨が降るのか降らないのか、ハッキリしない曇り空が続きます。
6月は、決める
もう、決めてしまいましょう。
「雨に降られても、出かける」か、「雨が降りそうだから、動かない」か、答えはふたつにひとつ。
毎回、「行くか」「行かないか」の根本的なところで迷うから疲れちゃうわけで、そもそも、「行きたい」があって、「でも」「だって」でぐちゃぐちゃしているのですから、ゴーサインを出せばいいわけです。
雨が憂鬱なら、新しいレインウエアを買う、お風呂を沸かしておくなど、楽しみをくっつければいいだけのこと。
「ピンとくるレインコートが見つからないから、やっぱりやめておく」でもいいし、「なんだか冷えるから先にお風呂に入ったら、まったりしちゃったから家にいることにした」でもいいのです。
でも、どちらも、「行く」を選んだから見つけた答えですよね。
そういうラフさ、適当さ、いいかげんさを含みながらのゴーサインでいい。
お誕生日おめでとうございます。曇空に映えるカラー、あなたらしく、シンプルマインドでお進みください。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama