この前、リバイバル上映で子供の頃に観た映画に再会しました。懐かしさよりも先に、恥ずかしさがすごくて。
何故って、見事に影響されていたからです。それも、心底くだらないことばかり。たとえば、ドライブ中ケンカになったら車を降りるとか、家に帰ったら服を着たまま、もぞもぞブラジャーを抜くとか。当時「かっこいい」って思ったことを素直に実践して、未だにやり続けているのです。こっ恥ずかしく、死にそうになりました。
かっこよさ、キレイだと感じるもの、何かに憧れ、焦がれるパターンは、おそらく10代や20代の頃に刷り込まれ、核になっていくのでしょう。思い知らされたというか、諦めたというか。
恐ろしいことに私の根底には、毒々しい80年代が塗り込まれているのです。「車を止めて、ここで降りる」みたいなことはもうしないけれど、おそらく一生「ただいま、もぞもぞ」は変えられないでしょうね。罪な映画ですよ、『フラッシュダンス』。