31 May 2022
おとめ座さんへ。6月のお手紙

上弦の月
最後に月を眺めたのはいつでしょうか?
最近は月の満ち欠けがトレンド入りしますし、月星座占いも人気がありますから、「毎日のように見ているよ」って人も多いと思います。
6月はおとめ座で上弦の月がかかり、いて座の満月、うお座の下弦の月と進み、月末にかに座で新月が生まれます。
柔軟性から能動性へ、月の動きは世の中の気分の変化を反映します。21日までは探り合い、譲り合い、それ以降は声が大きい人が勝つでしょう。
下旬からの気運は、合わないはず。強引な人、図々しいタイプの人を前にすると、なんだかイヤになってしまうのです。「どうぞ、ご自由に」と逃げ腰になるでしょう。
頑張るべきは、上弦の月がかかる8日から21日にかけて。ひとつずつ、丁寧に扱っていきましょう。物事をあるべき場所に、あるべき姿で整えていくのです。先に完成させてしまえば、「終わっています」で守れますから。少しだけ巻いて、テキパキと手際よく!
6月は、空を見上げる
三日月は見つけやすい、早い時間に空に昇りますから。満月もいつもよりも夜空が明るく、まんまるの形を見間違えることはないでしょう。
下旬にかけて、月の出は遅くなって夜更かししないと見られなくなっていきます。「最近、お月様を見てない気がする」となったら、ペースダウンのサイン。
「私がやるね!」の人に「ありがとう、よろしく」って任せてしまうといい感じです。
梅雨時ですが、月と暮らし、空に意識を向けてみて。
22日以降は、気が引けちゃう以外はそれなりに楽しく過ごせます。人のペースに巻き込まれやすいので、約束を入れ過ぎないように気をつけていきましょう。“つきあい”は徒労で終わることが多そう。
あなたの興味や関心が薄いと、相手から何も引き出せないで終わりやすいのです。ですから、気が向かないことはまたの機会に先送りでよいでしょう。きっと、うまく調整ができるはず。
恋は何もしない時間をシェア出来る関係が理想です。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama