お変わりはありませんか?
こちらはようやく通常営業です。様々なトラブルが思い思いの次元で起こって、なんじゃこりゃ? が、やっと落ち着きました。
で、気づいたのです。今年は桜を見ずに終わったな、と。どんなに忙しくても、満開のタイミングで千鳥ヶ淵と上野を歩くようにしていたのですが、「行かなくてもいいかな」と考えて、そのまま、季節が移りました。去年は自粛で我慢をしたけれど、今年はちょっと事情が違います。
ただ、通り過ぎるだけだから、行こうと思えば行けるのです。でも、これまでの「絶対」が「どっちでもいい」、「行かなくてもいい」に変わりました。
不要不急のお題目の下、これは恐ろしいことだなと思いました。
少し前の当たり前が自分とは遠いものになっていく。私たちは多くを失い、諦め、環境や待遇に適応し、ないことに慣らされてしまったことにも気づかない。
ラクなほうに流されていく生き方を改めるタイミングですね。