30 Sep 2022
やぎ座さんへ。10月のお手紙

まんまる紫
摩訶不思議な見出しは、易の師匠から名前をいただいたという話なのです。
画数の関係で師匠のお名前は全く入らず、考えてくださったのが、「紫円」。しえん、高貴で神秘的で円満な人。
えっと、それは一体どこのどなたのことですか? なのですが、どうやら私のことらしいです。
自分に紫のイメージがなかったため、戸惑っています。紫といえば“薔薇の人”世代ですしね(ガラスの仮面)。先輩や友人には、「章月さんっぽい」と言われます。そうなのー?
易は「えき」と読み、「当たるも八卦当たらぬも八卦」の占いです。
長い棒をいっぱい持って、ジャラジャラやるやつです。お名前をいただいたので、易は、紫円の名前で占うことになります。
これで3つの名前を持つことになるんですよ。本名、ペンネームの章月綾乃、さらに、易者名の鈴木紫円です。
あはは、なりゆきで本名の苗字も大公開ですが、まあよし。
というわけで、どこかで見かけたら、お声がけください。本体は、共通です。
10月は、多様性でいく
やぎ座さんは、ちゃんとしているのです。だから、どこでも誰を相手でも、いつもの自分でいたいはず。
キャラを使い分けることに、生理的な不快感を持つでしょう。このため、「目上の人と接しても問題のない自分」でいたくて、敬語を崩せなかったり、公私の境をどこにおいていいかわからなかったりするのです。
でも、10月は幸運の星・木星が「使い分け」を促します。シチュエーションに合わせて、違う自分を作ってみませんか?
仕事用としてざっくり分けずに細分化しましょう。上司やクラアント用、先輩、同僚、後輩、いくつかは混ぜていいと思うのですが、なんとなく「こんなキャラでいく」というのを決めてしまって。そうやって形を考えておくと、いざという時に迷わずに済みます。
プライベートも、家族、パートナー、親友、友人、顔見知りを分けて考えると、スムーズに動けるでしょう。
恋は、少しおしゃべり好きな感じがいいかも。連絡もマメにしてみて。
章月綾乃 しょうづき・あやの
やぎ座生まれ。星占いを読んでもなんだかピンとこなくて「こんなはずじゃない!」と深追いしたら、うっかり、占い師に。雑誌やwebの心理テストを考えたり、占いを書いたりしています。星のお手紙、モグモグ食べないように気をつけます。オフィシャルサイトはこちら。
Illustration: naohiga Coordinate: Norie Toriyama