お元気ですか?
この前、不思議なご案内をいただいたのです。それは、演奏を生業とする知人の個展のお知らせでした。
「あれ? 絵なんて描いていたの?」
「そうなの」で、覗きにいってきました。
音楽という表現方法を持っているのに、さらに違うジャンルに挑戦するのはすごいなーって思っていたのですが、ギャラリーにおじゃまして、納得しました。
絵の他に、昔の手作りの本のように言葉に装飾がされていて、その文章の根底に信仰があるのです。パイプオルガンという祈りと共にある楽器に携わるのはこういうことなのだなとまっすぐに届いてきます。
聖書の引用、神話の中のエピソード、それが、精神の根底にあって、その上に生活やパーソナリティーが成り立っているのが伝わってきます。こんな生き方もあるのだなあと思いました。
教養と文化と信仰に育まれ、聖女のような清らかさ、温かさを持ったまま日常を送る。
そりゃ、思いも溢れますよね。密度が濃いもの。