さそり座さんへ。3月のお手紙

目的と手段

お変わりはありませんか?

こちらは相変わらずです。やっと映画を観る時間を取り戻しました。

といっても、2日１本くらいのペースですが。おかげで思い出せました。なぜ、映画を観るのかを。

始まりは、エッセイ漫画だったのです。売れっ子の漫画家さんが出産を経て、仕事復帰しようとした際に担当編集さんに言われるのです。「今のあなたとは話しません。100本映画を観てからにしましょう」と。私もやらなきゃ! と思いました。

だから、映画を観始めたのは、創造性の回復が目的だったのです。実際、間を開けずに30本続けて観たら、ちょっと感覚が変わってきました。

自分にはない発想とか、今どきの価値観とかが入ってきて、なるほど、これを言っていたのかと体で理解したのです。その後、映画を観る習慣は残ったのですが、4年目になった去年は子猫を保護して思うように映画館に行
行けなくなり、イライラして。あれ、なんで私、苛立っているのでしょうね?

3月は原点に戻る

映画を観始めたのは、創造性を取り戻したかったから。

でも、習慣化することで、「なぜ観るのか」を忘れてしまいました。

また、そもそも、何かを生み出すために、創造性が必要だったのに、「なんのために」も見失っていました。

ちょっと間抜けですが、でも、似たようなことって、誰にでも起こりうると思うのです。今、ここにいるのは、何か理由があったはずなのに、なぜ、そうしたのか、最初のきっかけを忘れてしまうことって。

まもなく、さそり座さんの守護星・冥王星が人生の基盤となるポイントへ向かっていきます。

ここから20年をかけて、しっかり足場を固めていくことになるでしょう。

このタイミングだからこそ、なんのために生きるのか、原点回帰をしましょう。物事の枝葉に捉われずに、根底を探っていくのです。

もし、根詰まりを起こしていたら、思い切ってカットする、そういう潔さが、今後の成長の大きさを決めます。

恋も、本質を見極めて。

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