15 Oct 2021
BiSHと破壊のエトセトラ。4thアルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』についてインタビュー

デビューから7年を経て、届けられたメジャー4thアルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』。“当たり前”に疑問を投げかけてきたBiSHが表現する“破壊”とは?メンバー6人のプライベートについても話を聞きました。
メンバー6人が語る
『GOiNG TO DESTRUCTiON』
セントチヒロ・チッチ
「普遍的な概念を壊して戦ってきたBiSHが今届けたい愛の弾丸のような1枚です。当たり前にまわっている世界のルールでBiSHはどう生きていくのか、あなたはどう生きていくのか? 素直な1人の人間としての思いで“いろいろな破壊”を表現できました」
モモコグミカンパニー
「“破壊”がテーマにありながらも、同時に“壊せないもの” “守りたいもの”は何かについて考えさせられました。作詞を担当した『WiTH YOU』では、デモを聴く前からパッと弾けてしまう“泡”という言葉を使いたかった。すこし綺麗で可愛い曲に仕上がったと思います」
アイナ・ジ・エンド
「デビューから7年間で積み上げてきたものを一度破壊するくらいの想いで前に進んでいきたい。『BROKEN』はツアーが重なっていた時期に書いた曲なんです。余裕がない時でも、ふと優しい気持ちになれる瞬間があって、それが反映できたと思います」
リンリン
「歌声にシャウトを混ぜてみたり、音源でも感情が届けられるように挑戦しました。『CAN WE STiLL BE??』には『BiSH ―星が瞬く夜に―』にも登場する“化け物”というフレーズがでてきます。自分たち=化け物と捉えているので、感情移入しやすい1曲でした」
アユニ・D
「常識を壊し続け、枠にはまらず、不器用さも肯定していく。“破壊”というコンセプトは、私たちのありのままを表現したものだと思います。『Beginning, End and Be ginning』ではBiSHが誕生した場所“道玄坂のワンルームから”というフレーズを叫んでいます」
ハシヤスメ・アツコ
「9つの新曲を加えた全14曲が収録されたボリューミーな1枚です! 新しい時代に突入して、ライヴの形態や見せ方についても深く考えるようになった最近。対バンツアーでご一緒した氣志團さんのパフォーマンスには、その愛の深さに感動しました」
『GOiNG TO DESTRUCTiON』初回生産限定盤(¥11,000)には、CD、Blu-ray、そして100Pに及ぶ写真集付き。 ほかにも、ケースに“破壊”が施された破壊盤(¥3,300)、DVD盤(CD+DVD/¥6,380)、CD盤(¥3,300)と豪華な4つのヴァージョンが展開される。
セントチヒロ・チッチさん ドレス ¥37,400(バウム・ウンド・ヘルガーテン | S&T)/バングル ¥14,300(ケイト・スペード ニューヨーク | ケイト・スペード カスタマーサービス)/シューズ ¥79,200(ペリーコ | アマン) モモコグミカンパニーさん ドレス ¥36,300、ピアス ¥14,300、シューズ ¥37,400(以上ケイト・スペード ニューヨーク | ケイト・スペード カスタマーサービス) アイナ・ジ・エンドさん ドレス ¥91,300(イザベル マラン エトワール)、シューズ ¥225,500(イザベル マラン | 共にイザベル マラン) リンリンさん オールインワン ¥125,400、シューズ ¥96,800(共にフォルテ フォルテ | コロネット)/ピアス*両耳 ¥85,800(ジジ | ホワイトオフィス)/左耳イヤカフ ¥15,400(ノウハウ | ノウハウ ジュエリー)/バングル ¥20,900(アンセム フォー ザ センセズ | アマン) アユニ・Dさん ドレス ¥44,000(ジャンシドゥーム)/シューズ ¥58,300(ミスタ | ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) ハシヤスメ・アツコさん トップ ¥20,900、スカート ¥64,900(共にルール ロジェット | ブランドニュース)/シューズ ¥24,200(モリーニ | ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)
Photo: Mayumi Hosokura Styling: Sumire Hayakawa (KiKi inc.) Hair&Make-up: Eriko Yamaguchi Text&Edit: Sakiko Fukuhara
GINZA2021年9月号掲載