K-POPは勿論、ヒップホップやバンド、ファッションまで多角的に文化が注目されるようになった現在の韓国。表舞台に立つ人達だけではなく、それらの文化を世界に発信してるクリエーターの存在が気になり、取材を敢行。
第1回: NCTやSHINeeのMVを手がける映像作家 ETUI COLLECTIVE キム・ウジェ インタビュー
第2回: BLACK PINKやEXOのMV監督イ・ハンギョル氏に動画制作の裏側をインタビュー
第3回目はK-POPアイドルグループBIG STAR・UNBのメンバーとして、表舞台に立つFeeldog(ピルドク)さんにインタビュー。歌手活動をしながら、ペインターとして芸術活動も行なっており、韓国では個展を開催した他、アーティストへのジャケットアートワークも提供。5月には、日本最大級のK-POPフェス、「KCON」にてライブドローイングと展示を行い多くの人が集まりました。
──まずはGINZAの読者に自己紹介をお願いします。
アーティストとして活動しているピルドクです。お会いできて嬉しいです。
──今回はKCONにアイドルではなく作家として参加したとのことですが、どのような内容の展示をしたのですか?
私が最近韓国の百貨店で開催した「봄을 느끼다(春を感じる)」という企画展で発表したものをKCONでも展示しました。
──日本の方々の作品に対する反応はいかがでしたか?
日本での展示ははじめてだったのですが、非常に新しい感覚を得た1日でした。初日のライブドローイングでは、見てくださった方々も楽しんでいるように見えましたし、私自身もとてもあたたかい気持ちになりました。僕が作品のモチーフにしている「花」は、人によって持っている考え方や価値観が違うものだと思いますが、見る人それぞれが優しさや心の和みを感じてくれたという感想を聞けたので嬉しかったです。