28 Jul 2017
『ごめん、愛してる』で熱演中。俳優・坂口健太郎に聞くファッションの話。 GINZA BOY’S ISSUE

ソフトな語り口で至って謙虚。決して自己主張が強いわけではない。その穏やかなムードにいつのまにか魅了されてしまった。楽譜も読めない状態から猛練習を重ね、今夏スタートするドラマでは天才ピアニストを演じている。
「ともすれば少しわがままだったり冷たい印象の役なので、塩梅がすごく難しいです。最初はいやな奴に見えるかもしれないのですが、物語をすべて見終わった後に愛おしく思ってもらえれば」
普段着は「テキトー」だと言われる。
「朝寝坊をして、やばい、時間がないとばっと服を選んで家を出た時のようなスタイルが一番かっこいい気がするんです。一昨年台湾に行って色彩感覚が変わりました。薄ピンクのシャツに黄緑色のズボンなど、皆一見不思議な組み合わせをしているのですが、新鮮だった。帰国後は、いろんな色を着るようになりました」
最先端モードの服を着ている女性に好印象を持っている。
「自分には高度かもしれない服を着ようとする心意気がいい。おしゃれをするのは、ワンランク上に挑戦したいという気持ちがあるから。服に対して緊張してしまうと周りにもわかってしまう。楽しんでもらいたいですね」
シャツ ¥99,000、Tシャツ ¥37,000、パンツ ¥104,000、靴 ¥96,000(以上ルイ・ヴィトン | ルイ・ヴィトン クライアントサービス)
坂口健太郎 Kentaro Sakaguchi
さかぐち・けんたろう≫ 1991年、東京都生まれ。俳優。『ごめん、愛してる』(TBS/日曜21:00〜)では主人公岡崎律(長瀬智也)を捨てた母親に溺愛される息子、日向サトル役。
Photo: Yoshiyuki Nagatomo
Styling: Shinichi Mita (KiKi inc.)
Hair&Make-up: Tomo Tamura (Perle Management)
Text&Edit: Itoi Kuriyama
GINZA2017年8月号掲載