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日韓新鋭ラッパー2人のスペシャル対談 Kid Milli × HIYADAM

日韓新鋭ラッパー2人のスペシャル対談 Kid Milli × HIYADAM

2019年2月、韓国の新鋭ラッパーKid Milli(キッド・ミリ)が初の日本ツアーを敢行した。東名阪3日間のスケジュールをこなすなか、HIYADAM(ヒヤダム)と共演した東京公演で2人をキャッチ。ラッパー、ファッショニスタ、ラップバトル番組への出演など多くの共通点を持ち、仲の良い友人同士でもある彼らに様々な話を聞いてみた。2人のプロフィールはこちら。


 

──まず、おふたりが知り合ったきっかけを教えてください。

Kid Milli: 僕たち仲は良くないけど。

一同: (爆笑)

HIYADAM: ええ~~~っ!?

Kid Milli: (日本語で)冗談、冗談(笑)。

HIYADAM: 元々共通の友だちがいっぱいいたんです。それで1年くらい前、一緒に曲をやろうってことになって僕がソウルにレコーディングしに行きました。そのあとKid Milliのワンマンライブも観に行って。

韓国の新鋭ラッパーKid Milli(キッド・ミリ)とHIYADAM(ヒヤダム)
左:HIYADAM  右:Kid Milli

──『GOMENNE (Feat. AKIRA9INE, HIYADAM)』をレコーディングした時ですか?

HIYADAM: そうです。『GOMENNE』を一緒にレコーディングして、その2日後くらいにライブでした。作ったばかりなのに、その曲をライブでやろうって話になって(笑)。

 

──HIYADAMさんは『GOMENNE』のあと、Kid Milliさんの『WHY DO FUCKBOIS HANGOUT ON THE NET』のリミックスも出しました。この曲を選んだ理由は?

HIYADAM: Kid Milliのライブでこの曲を聴いて、めっちゃかっこいいと思ったんです。最初はライブだけでやるつもりだったんだけど、周りのみんなから「すごくかっこいいからミュージックビデオも出したほうがいいよ」って言われて、ビデオも撮りました。

──Kid MilliさんはHIYADAMさんのリミックスを聴いてどう思いました?

Kid Milli: 良かったですよ。良かったけど、僕よりは下手ですね。

一同: (爆笑)

HIYADAM: 最初に曲ができてKid Milliに送った時、いいねって親指立てたスタンプあるじゃないですか。あれだけ送ってきたんですよ。「え、それだけ?」って思いましたもん(笑)。

 

──そうなんですか?(笑)

Kid Milli: いや、僕があんまりスマホをいじらないタイプなので(笑)。ちゃんと聴きましたよ。ちゃんと聴いたけど、その時ちょうど『SHOW ME THE MONEY 777』の撮影でバタバタしてたんです。そのあとしばらくしてミュージックビデオが出た時もすぐにチェックしましたよ。すごくかっこよく撮れてるなって思いました。

HIYADAM: おお、ありがとう。

Kid Milli: (日本語で)うん、ありがとう。

 

──ミュージックビデオに出ている人たちも共通の友だちが多そうですね。

Kid Milli: そうですね。でも特にHIYADAMは、東京に来るたびに毎回一緒に遊んでくれるし、本当にありがたい友だちです。

 

──東京やソウルで会う時は、どういうところで一緒に遊ぶんですか?

Kid Milli: だいたいお酒飲んでるかな?

HIYADAM: 酒、クラブ、パーティー。

Kid Milli: あはは(笑)。

 

──2人ともすごい飲むんですか?

Kid Milli: 僕は飲めるほうです。

HIYADAM: 僕もそうですね。

 

──好きなお酒は?

Kid Milli: 焼酎です。

HIYADAM: 日本でも焼酎飲んでるよね。

 

──韓国のラッパーは日本に来るとハイボールを飲むことが多いけど、Kid Milliさんは焼酎オンリー?

Kid Milli: はい、ひたすら焼酎です。

 

──とても韓国人っぽいですね(笑)。2人ともファッショニスタとして知られていますが、お互いのファッションについてどう思いますか?

Kid Milli: HIYADAMのスタイルは、僕には着こなせないです。僕には似合わないから。

HIYADAM: え~、そんなことないでしょ。

Kid Milli: 僕はHIYADAMみたいに痩せてないし、全身のバランスも良くないし。だからいつも大きめの服を着て隠してるんです。こんなふうに自信持って腕を出せないですよ。羨ましいです。

HIYADAM: 僕は、Kid Milliはいつも新しいブランドを着てるのがすごいなって思います。僕も名前は知っていたけどまだ手を出してなかったブランドとか、もう着てたりするし。

韓国の新鋭ラッパーKid Milli(キッド・ミリ)とHIYADAM(ヒヤダム)

──最近は、どんなブランドを着てるんですか?

Kid Milli: 最近はRick Owensをよく着てますが、元々好きなブランドはStone IslandとUNDERCOVERです。

 

──韓国のラッパーってUNDERCOVERが好きな人が多いですよね。

HIYADAM: なんで好きなのか気になりますよね。

Kid Milli: Kid Milli発信。

HIYADAM: そうなの?

Kid Milli: これ、本当ですよ。韓国で僕より先にUNDERCOVERを着ていたラッパーはいなかったから。

 

──R&BシンガーのDEAN(ディーン)とKid Milliを真似たファッション「ディンドミリ」という言葉が最近、話題ですよね。そのことに対してどう思いますか?

Kid Milli: 最初はすごく不思議でしたね。実はDEANさんと僕のスタイリストが同じ人なんですよ。だから似ている部分があるんです。でもそこに閉じ込められると、いつか昔の人になっちゃうリスクもありそうで。僕がどんな服を着るのか、どんな音楽をやるのか、特定のカテゴリーに押し込められるのはちょっと心配ですね。もちろんありがたい気持ちもありますけど。

 

──Kid Milliさんは袖の長い服をよく着てるイメージですが、それ「萌え袖」っていって萌える人が多いんですよ。Kid Milliさんの曲にも「モエモエ」って歌詞が出てきますが。

一同: (爆笑)

Kid Milli: え、本当に!?なんで袖が長いのがいいんですか?(笑)

 

──可愛い感じがするからかな。普通は女の子がやることが多いけど、男の子がやると女の子も喜ぶっていうか。萌えるって感じ。モエモエ。

HIYADAM: モエモエ(笑)。

Kid Milli: 初めて知りました!意図してやってたわけじゃないですよ(笑)。元々はステージで動きやすいからラフな格好をしてたんです。でも最近は洋服のサイズを小さくしていってるんですよ。フィットして着るのがかっこいいと思って。

HIYADAM: 確かに。そう言われてみたら最近ちょっと小さめだね!

 

──「モエモエ」の歌詞に限らず、Kid Milliさんの楽曲には『Honmono』『IZAKAYA』『GOMENNE』など日本語のタイトルの曲が多いですよね。その理由は?

Kid Milli: ラッパーとして活動を始めた時、独自のキャラ設定が必要だと思ったんです。でも自分らしくないキャラは演じたくなくて、僕が実際に好きなものを考えてみました。それで思いついたのが「東京」です。
僕の父が昔、日本食レストランをやろうとして日本に留学したことがあったんです。だから日本の話をたくさん聞いてたし、日本のアニメや服のブランドも好きだったし。それで4年前に東京にひとりで訪れてみたら、ソウルよりもずっと大きくて、たくさんインスピレーションを受けて、その経験から日本語を使うようになりました。

 

──お父様の影響で、子供の頃から日本のカルチャーに触れていたんですか?

Kid Milli: 子供の頃からではないですね。父の影響はあくまで僕が日本に興味を持つようになった理由のひとつです。韓国の子供ってパソコンに夢中になるか外で遊ぶかの2つに分かれるんですが、僕はパソコンのほうで。だからプロゲーマーも目指したくらいだし。パソコンをやっていると、映像とかイラストに目が行くじゃないですか。僕はアメリカっぽいものよりもアジアっぽい映像のほうが好きで、そういう映像を一番うまく作るのが日本だったんです。それで日本に興味を持つようになりました。

 

──なるほど。ところで日本に興味といえば、Kid Milliさんがブレイクするきっかけとなった『Honmono』には、「メイドカフェで4千円使った」という歌詞が出てきますよね。これは実話ですか?

Kid Milli: はい、2人で行って4千円使いました(笑)。

──行ってみた感想は?

Kid Milli: 漫画で見たメイドカフェは、メイドの髪が青とか赤とかピンクだったのに、実際に行ってみたら普通の女の子がメイド服を着ているだけで。正直、なんで行くのかなって(笑)。

一同: (爆笑)

 

──Kid Milliさんが好きな日本のアニメ、漫画、etc…教えてください。

HIYADAM: 『ラブライブ』でしょ?

Kid Milli: それは昔だよ。

HIYADAM: じゃあ『七つの大罪』?

Kid Milli: あ、うん。それおもしろいよね!HIYADAMもすごい詳しいんですよ。

 

──HIYADAMさんは、Kid Milliさんにおすすめの作品はありますか?

HIYADAM: 『ブラック・ジャック』!

Kid Milli: 昔のものですか?

 

──すごく昔の漫画です。1970年代に連載がスタートしています。

Kid Milli: へぇ、そんな昔のもの!

HIYADAM: でも韓国って今、『デビルマン』流行ってない?新しいやつ。

Kid Milli: うんうん、リメイクした作品が流行ってる。僕もNetflixで観ました。

韓国の新鋭ラッパーKid Milli(キッド・ミリ)とHIYADAM(ヒヤダム)

──Kid Milliさんは、Indigo Musicに加入してからわずか1年半の間に、EPとフルアルバムを合わせて4枚もリリースしました。それぞれの違いについて教えていただけますか?

Kid Milli: まず、EP『Maiden Voyage II』(2017年8月リリース)はレーベルに入ってから作ったので、金銭的な心配をせずにやりたいことができたのが大きいです。音楽的にやってみかったことにしても、プロデューサーの起用にしても、お金のことを気にせず楽しく作れました。
音楽的なカラーとしては、その前のEP『Maiden Voyage(2017年2月リリース)を作った頃はA$AP Rockyにハマっていたので、それよりもクラウディーな感じを少し減らして、ラップのフィジカルな面をもっと見せようとしました。

 

──そのあと、斬新なサウンドに溢れたフルアルバム『AI,THE PLAYLIST』(2018年3月リリース)を出しましたね。

Kid Milli:その頃はちょっと知名度が上がってきたんですが、ラッパーならフルアルバムを出さなきゃプロじゃないって思って作りました。1stアルバムなので新しいことにトライしていたら、新しいサウンドを作ることに興味が湧いてきたんです。
あと、その頃長く付き合った彼女と別れたんですよ。僕はその彼女がきっかけでソウルに来て音楽をやることになったので、精神的にものすごくつらい状態で作ったアルバムなんです。だからリリックにも深みがあるし、暗い曲もあるし、感情的な部分が多く出ていると思います。

 

──それからわずか2か月後にEP『IMNOTSPECIAL』(2018年5月リリース)が出ました。

Kid Milli: フルアルバムを作ってた時、本当にたくさん曲ができたんです。その中で比較的暗さが抑えられた曲を集めたのが『AI,THE PLAYLIST』で、もう少し暗めに仕上がった曲を改めて集めたのが『IMNOTSPECIAL』です。フルアルバムに収録する予定だった曲もいくつか入ってます。それと、『IMNOTSPECIAL』のほうが、よりメインストリーム的なサウンドに仕上げています。

 

──2018年11月されたのが最新のEP『Maiden Voyage III』ですね。

Kid Milli: このEPは『SHOW ME THE MONEY 777』を撮影しながら作ったんですけど、実はそんなに悩んで作ったものではないです。自分の今の音楽性がどうとかメッセージがどうとかいうより、その時その時の感情に従って作った曲を集めたものです。番組に対する放送後記のような面もあります。番組で言えなかったこと、悪い書き込みを見てつらかったこと、そういうことを人々に知ってもらいたくて。放送終了後の一番ホットな時期にリリースして、僕の本当のメッセージを伝えたいという思いもありました。

 

──初めてKid Milliさんの音楽を聴く人には、どのアルバムが一番おすすめですか?

音楽的な完成度の高さからすると『AI,THE PLAYLIST』なんですけど、今の僕自身に一番近いのは『Maiden Voyage III』なので、こっちを勧めたいですね。

 

──HIYADAMさんはどうですか?このインタビュー記事は韓国のヒップホップが好きな人たちもたくさん読むと思うので、その人たちに自分のお勧めの1曲を教えてください。

HIYADAM: うーん、今出てる曲はちょっと古いので、次の曲ですかね。ちょうど今、新しいEPを作ってるところなんですよ。今のところ5月ぐらいに出る予定なので、ぜひそれを聴いてほしいです。

Kid Milli: 僕もフィーチャリングで参加するんですよ。

HIYADAM: そうなんです。Kid Milliが参加する曲、ぜひ聴いてください!

韓国の新鋭ラッパーKid Milli(キッド・ミリ)とHIYADAM(ヒヤダム)

──先ほど少し『SHOW ME THE MONEY 777』の話題が出ましたが、Kid Milliさんは最終的に3位という好成績を収めました。出演して得られた最大のものは?

Kid Milli: お金、家、クルマ。

一同: (爆笑)

 

──HIYADAMさんは韓国の『SHOW ME THE MONEY』や『高等ラッパー』は観たことありますか? 

HIYADAM: はい、韓国に行った時にちょっとだけ。

 

──HIYADAMさんも2013年に『高校生RAP選手権』で優勝しましたけど、日本の番組とはどういうところが違うと感じましたか?

HIYADAM: 即興じゃないところですね。僕が出たのは即興のバトルだったので。韓国の番組もフリースタイルのミッションはあるけど、基本的には事前に歌詞を用意してるし、曲をみんなで作ってパフォーマンスしたりしますよね。「高校生RAP選手権」の場合はフリースタイルだけだし、しかもすべての勝敗が1日だけで決まるんです。

Kid Milli: 優勝の賞金っていくらだった?

HIYADAM: ない。

Kid Milli: え、本当に?ゼロ?

HIYADAM: うん、ゼロ。

Kid Milli: (日本語で)なんでやる?

一同: (爆笑)

HIYADAM: たしかに(笑)。あ、でも一応メジャーデビューが賞金の代わりというか。

 

──Kid Milliさんは『SHOW ME THE MONEY 777』で3位でしたが、賞金はあったんですか?

Kid Milli: ないです。

一同: (爆笑)

Kid Milli: (日本語で)なんでやる?

一同: (爆笑)

HIYADAM: 賞金は1位だけ?

Kid Milli: うん。少しは分けてくれるかなって思ったのに。

韓国の新鋭ラッパーKid Milli(キッド・ミリ)とHIYADAM(ヒヤダム)

──Kid Milliさんは2月に放送がスタートした『高等ラッパー3』でメンター(指導者)を務めていますが、新世代のラッパーたちを見た印象を聞かせてください。

Kid Milli: 僕も新世代なので違いはそんなに分からないけど、もっとみんな個性とか創造力があると思ってたのに、思ったよりも似たり寄ったりでした。競争という性質上、派手なものを見せたり、短い時間に自分を表現しないといけないので、そこがちょっと残念だったというか。でも今は撮影が少し進んで、今残ってる子たちはそれぞれ個性があっていいですよ。トラップがうまい子もいれば、個性的なパフォーマンスをする子もいたり。

 

──全体的に実力は高そうですね。

Kid Milli: 韓国ではヒップホップが大衆化したこともあって、みんな実力は高いです。だから安心はしています。なんか安心とか言うと、“ヒップホップのお父さん”にでもなったみたいだな(笑)。

 

──今、韓国ではヒップホップが大衆化されたという話が出ましたが、お互いの国のヒップホップシーンについて思うことはありますか?

Kid Milli: 日本のほうが自由度が高いように感じます。韓国は芸能人みたいになっちゃったから。何かあれば謝罪しなきゃいけないとか、僕が元々知ってたヒップホップはそんなじゃなかったのに。そんな韓国から見ると、日本のほうがアメリカのヒップホップ精神に近いように見えます。韓国ではラッパーが芸能人になってしまって、それがすごく残念です。

HIYADAM: え~~?本当に!?

 

──これ、私も韓国のラッパーとよく議論になるんですよ。日本人からすると、韓国のほうがヒップホップシーンが盛り上がってて羨ましく見えるけど、韓国のラッパーからすると違うみたいです。ヒップホップってサンプリング、ターンテーブリズム、ファッション、ビーフとか様々なカルチャーや要素の複合なのに、韓国ではそういうのを無視して芸能人として消費されるって。
日本のほうがヒップホップ市場も小さいしお金にならないけど、ヒップホップカルチャーがより成熟してるように見えるそうです。韓国ではラップがヒットチャートの上位に行くくらい人気だけど、それはヒップホップとしての消費のされ方ではない、ポピュラーミュージックの消費のされ方だって言われています。

Kid Milli: うんうん、その通りです。

HIYADAM: 韓国のクラブに行くと、みんなヒップホップの曲を大合唱するじゃないですか。それが本当にすごいなって思って。日本でクラブに行く人たちは、そこまで一緒に歌えるくらい曲を聴き込んでないような気がします。だから僕は韓国にはヒップホップのカルチャーが根付いてるんだって思ってたんだけど。今の話を聞いたら一方で自由度が低いんだなぁって。

 

──大衆化されて、芸能人のようになってるからこそ大合唱になるんですよね。

Kid Milli: そうそう、その通りです。

HIYADAM: 韓国のラッパーって、帰国子女が多いですよね。だからラッパーだけで見れば、ヒップホップのことを昔からちゃんと理解している人たちなのかなって感じはします。それと、日本よりもラッパーが海外に向けて活動してるイメージがあります。

 

──帰国子女もすごく多いし、アメリカのトレンドをリアルタイムで次々に取り入れるんですよ。時差がないんです。

HIYADAM: 歌詞もそうですよね。韓国のラッパーのほうが、もっとはヒップホップらしいリリックを書いてる気がします。

韓国の新鋭ラッパーKid Milli(キッド・ミリ)とHIYADAM(ヒヤダム)

──仲良しな2人に最後の質問です。もしお互いに入れ替われるとしたら、何がしたいですか?

Kid Milli: HIYADAMにはなりたくないです。

一同: (爆笑)

HIYADAM: ええ~~~~っ!!!

Kid Milli: (日本語で)冗談、冗談(笑)。

HIYADAM: なんだよ~(笑)。

Kid Milli: とりあえず日本語が上手だから、日本の女の子とたくさん付き合えるかな~。あと、HIYADAMはイケメンなので毎週クラブに行って楽しい人生を送れそうです。

HIYADAM: Kid Milliだってモテるでしょ?

Kid Milli: 僕が?そんなことないよ。僕のライブなんて男しか来ないし。

 

──でもそれって、ラッパーとしては嬉しいことじゃないですか?

HIYADAM: 俺も男のファンばっかだよ。

Kid Milli: それは絶対に嘘だよ。

HIYADAM: だって俺のインスタグラムのフォロワー、75%くらいが男性だし。

Kid Milli: え、本当に!?

HIYADAM: 女の子のファン、全然いない。

Kid Milli: だったら余計にHIYADAMにはなりたくないな(笑)。

 

──HIYADAMさんはどうですか?Kid Milliさんになったら何がしたい?

HIYADAM: うーん、Kid Milliの新しいクルマBMWのi8に乗って、女の子とデートしたいです。

Kid Milli: やっぱり人生は女の子だよね。

一同: (爆笑)

 

──すごいヒップホップな感じですね(笑)。お2人ともありがとうございました!

韓国の新鋭ラッパーKid Milli(キッド・ミリ)とHIYADAM(ヒヤダム)

Kid Milli キッドミリ

1993年生まれ。ラッパーを志す前は高校を中退し、プロゲーマーを目指していたという異色の経歴の持ち主。紆余曲折あってゲーマーを辞め、高卒検定試験の予備校に通っていた頃、韓国を代表するラッパーであるBeenzinoの『If I Die Tomorrow』を聴いて衝撃を受けて、ヒップホップの道に。2017年4月、ラッパーのSwings率いるレーベル「Indigo Music」の設立と同時に加入。日本語をタイトルに用いたトラック『Honmono』で見せたオタク的なリリックが話題となってブレイクした。2018年には大人気ヒップホップ番組の『SHOW ME THE MONEY 777』に参加し、多くの実力派ラッパーが集結するなかで見事3位を獲得。同年リリースしたアルバム『AI,THE PLAYLIST』も高い評価を受け、韓国ヒップホップ最大のアワードである「Korean Hiphop Awards 2019」にノミネートされている。

HIYADAM ヒヤダム

1996年生まれ、北海道札幌市出身。2013年にMCバトル「高校生RAP選手権」で優勝したことで知られる実力派ラッパー。2018年5月にKid Milliの『GOMENNE』に客演し、その後もKid Milliのトラック『WHY DO FUCKBOIS HANGOUT ON THE NET』のリミックスを発表するなど両者の音楽的交流は続いている。

Interview & Text: Sakiko Torii (BLOOMINT MUSIC)   Photo: Kaori Akita  Edit:Karin Ohira

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