噂の美少年ロレンソ・フェロに直撃!Z世代が注目する映画、音楽、ファッションとは

噂の美少年ロレンソ・フェロに直撃!Z世代が注目する映画、音楽、ファッションとは

1971年に、世界を虜にした美少年犯罪者の半生をモデルに描く、青春クライムムービー『永遠に僕のもの』。主人公を演じたロレンソ・フェロさんは、端正な容姿と抜群の存在感から“NEXTティモシー・シャラメ”とでも言うべき、いま世界から熱い視線が送られる話題のニューカマー。ラッパーとしても活動し、日本のゲームが大好き、そんなカルチャー男子な一面もあるロレンソさんの素顔に迫ります。


 

──ロレンソさんは日本のゲームカルチャーが好きで、特にスーパーマリオやポケットモンスターには目がないと伺いました。

そうなんです。日本のゲームはプレイするのが本当におもしろいし、グラフィックアートとしても魅力を感じます。僕の彼女が以前日本旅行したときにマリオのTシャツを自分用に買ったんだけど、あるとき僕にくれたんです。そのTシャツが本当にお気に入りで、今回の来日にも持ってきたくらい。

 

──さっきご自身のインスタアカウントのストーリーに、ポケモンのキャラクター、ミュウツーのぬいぐるみをUPされていましたよね。

UFOキャッチャーに初挑戦したら、1回目でビギナーズラックで取れたんです!で、今度は彼女の分も取ってあげようと思ったんですけど、1,000円くらいつぎ込んだけど取れなかった……。

 

──あら……。インスタアカウントのアイコンもミュウツーですよね(2019年8月現在は、星のカービィに変更)。

ポケモンの中で一番好きなんです。なぜかというと最強のポケモンだから。僕もこれから世の中と対峙していくために、ミュウツーみたいな強さがほしいんですよ。

──今年で20歳、世の中へと漕ぎ出していくロレンソさんにとっては、今回の映画『永遠に僕のもの』が、本格的に映画に出演した初めての作品だそうですね。それなのに、いきなりの主演!どんな経験でしたか?

何回生まれ変わっても、この経験は絶対にしたい…そう思えるほどすばらしい経験でした。チームのスタッフが一丸となって、本作が完璧なものになるようにと取り組みました。準備期間中も撮影中もとにかく大変だったけれど、最初に「この映画に参加したい」という自分の気持ちにちゃんと気づけてよかったなと思います。

 

──大勢のスタッフがいる中、カメラの前に立って演じることは難しくはなかったですか?

大勢の人がいたから恥ずかしいということはなかったと思います。自分自身がどう演じられるだろうかという心配はあったけれど、人がいるからというプレッシャーはありませんでした。

 

──ロレンソさんが演じたカルリートスという役柄は、実在の犯罪者カルロス・ロブレド・プッチがモデルです。彼はまだ少年だった1971年に、ブエノスアイレスで殺人と強盗の罪で逮捕され、犯罪者には似つかわしくない天使のような美貌で世界を騒然とさせた人物。そんな普通じゃない役柄を演じる前と後では、印象は変わりましたか?

映画を撮る前に持っていたカルリートスへのイメージは、オリジナルのカルロス・ロブレド・プッチそのもの。でも映画を撮った後はまったく別人、自分たちで作り上げた映画の人物なんだという見方に変わりましたね。なんて美しいものを作り上げたんだろうと、誇らしい思いさえしました。

 

──自分の手でカルリートスという人物を作り上げた達成感が、すごくあったということですね。

ええ。でも僕だけでなくチームで作り上げたと思っています。ビル工事でも、どこかのパーツがはずれたらビルが完成しませんよね。それと同じで、本作について自分も大きな役割を果たしていますが、監督や撮影監督ほか、すべてのスタッフがいたから、誇りに思える映画が完成したんだと思います。

ロレンソ・フェロ インタビュー

──すごく印象的だったカルリートスの仕草があって。彼が相棒のラモンの顔や体に、たばこの煙を吐きかけるシーンが繰り返されますが、まるで「君は僕のものだ」ってマーキングしているみたいだなって思ったんです。

あ、それは自分のアイデアなんです。

 

──え!煙を吐きかける仕草はロレンソさんのアイデアなんですか?

そう、思いつきでやってみたんですけど。だれかにたばこの煙を吐きかけるっていうのは挑発的ですよね。一方で、美的感覚で見るとスタイリッシュな感じもあるなと思ってやってみました。

 

──そうだったんですね!ルイス・オルテガ監督は、あの名監督ペドロ・アルモドバル(『永遠に僕のもの』のプロデューサーを務める)に一目置かれるほどの存在ですが、俳優のアドリブを「いいね!」と取り入れてくれるような方なのでしょうか?

はい。もちろん「それじゃだめだ」と言われるときもあるけれど、かなりオープンマインドな監督であることは間違いないです。

ロレンソ・フェロ インタビュー

©2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO

──本作は本国アルゼンチンで2018年NO.1のスーパーヒットを飛ばしました。また同年にカンヌ映画祭のある視点部門で上映された直後も、場内で大喝采が起きたそうですね。初の主演作がそれほど多くの人に受け入れられたことへの驚きや感動はありましたか?

僕はときどき未来のお告げが届いたような感覚になることがあって、すごいことになるかもしれないぞっていう想像はしてみていたんです。もちろん結果どうなるかなんてわかってなかったけれども、神さまのおかげで今があるんだとシンプルに受け止めています。

 

──ロレンソさんは「Kiddo Toto」という名でラッパーとして活動されていて、そこに俳優という一面も加わったわけですが、今後どういうキャリアを積み上げていきたいか将来の展望があればぜひ教えてください。

難しい質問だなー……今後どういう道を辿るかは、現時点ではわからないです。“自分が好きなことをやっていく”というのはたしかだけれど、それ以外のことは明日どうなるかさえわからないから。

 

──そうなんですね。ちなみに、映画を観ること自体はもともと好きだったんですか?

映画を愛しています!小さい頃から映画に夢中で、1日に3本観るのもあたりまえだったほど。2004年にお父さん(アルゼンチンの有名俳優ラファエル・フェロ)が『キル・ビル Vol.2』を僕に観せようと映画館へ連れてってくれたのを覚えているんですが、計算してみると、そのとき僕5歳なんですよ。その年齢であんな大量の血が流れる映画を観て……、だからこんな風に育ちました(笑)。

ロレンソ・フェロ インタビュー

──立派に育ったと思います(笑)。ここからは少しパーソナルな質問を続けていけたらと思うんですけど、まずは好きな映画を教えてください。

あまりにありすぎて、ひとつに絞りきれないんですよね。『タクシードライバー』や『グロリア』など、1970〜1980年代のアメリカ映画はすごく好きです。当時の映画には独自のスタイルがはっきりとあるから、最近の映画より惹きつけられるものがあるんですよね。あとは『ブギーナイツ』とか。監督で言うなら、ジャン=リュック・ゴダール(『勝手にしやがれ』など)は歴代監督の中でもベストだと思っています。ヴェルナー・ヘルツォーク(『アギーレ/神の怒り』など)も大好き。

 

──続いて、音楽活動もされているということで、ぜひおすすめの音楽を知りたいです。

基本的にいろいろなジャンルを聴きます。ヘビロテしているのは読者のみなさんも知っているんじゃないかと思うけど、カニエ・ウェスト、ジ・インターネット、アミーネ……でも知らなさそうな名前も出したいから、ちょっと待ってね!(と言って、スマホ画面をスクロール)あ、チャーリー・ガルシアは好きです。アルゼンチンのロックシンガー。あとはニコラス・ジャーという、エレクトロ・ミュージックで知られるミュージシャン。ニューヨーク生まれだけど、チリにルーツのある人なんです。

 

──ロレンソさんと同じ、南米にルーツのあるミュージシャンを教えてくださってありがとうございます!それでは最後に、ファッションには何かこだわりはあります?

あたらしいブランドをチェックするのは好きですね。今なら、ヴァージル・アヴローのルイ・ヴィトンとオフ-ホワイトから目が離せない!あとは古着も好きだし。母がスタイリストをしているので、いろいろ教えてくれてすごく助かっています。

ロレンソ・フェロ インタビュー


『永遠に僕のもの』
監督:ルイス・オルデガ
プロデュース:ペドロ・アルモドバル、アグスティン・アルモドバル、ハビエル・ブリア『人生スイッチ』
出演:ロレンソ・フェロ、チノ・ダリン、ダニエル・ファネゴ、セシリア・ロス『オール・アバウト・マイ・マザー』
配給:ギャガ
上映時間:115分
8月16日(金)渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー
ⓒ2018 CAPITAL INTELECTUAL S.A / UNDERGROUND PRODUCCIONES / EL DESEO
gaga.ne.jp/eiennibokunomono

ロレンソ・フェロ Lorenzo Ferro

1998年、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。アルゼンチンの有名俳優ラファエル・フェロを父に持ち、子役として若干の経験はあるが、『永遠に僕のもの』が本格的な初出演にして初主演となる。本作の南米での大ヒットにより、アルゼンチンで爆発的人気を獲得し、ハバナ映画祭で主演男優賞を受賞するなど大注目を集めた。さらに「Kiddo Toto」の名でラッパーとしても活動している。
@ferrototo

Photo: Yuka Uesawa Text, Edit: Milli Kawaguchi

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