本誌連載『Dear LADIES』も好調な〈エナソルーナ〉の10周年パーティが、原宿VACANTで行われました。
会場に到着すると、ギャラリー風の小さな部屋に案内されて、そこには10点の煌めくジュエリーがディスプイ。
これらは、何ですか?
「10周年にちなんで作った10点の新作なんです。1年目からの軌跡をジュエリーで表していけたらと思い、文章も添えてヒストリー仕立てにしました」と、ディレクターの佐田真由美さん。
3年目『sensibility(感性)』¥1,200,000
なるほど! ひとつひとつ順番に見ていくと、クリエイターとしての夢や希望、ときどきぶつかる悩みや戸惑いなどが、ジュエリーと共に伝わってきて、楽しく美しいだけでなく、ときどきジーンとしてきたり……。
とくに思い入れがあるのは“何年目”ですか?
「う〜ん……、1年目ですかね? このときの “自由な発想”というのは、現在の私には、もう持ちたくても持てなくなっているものではあるんですけど……。」
1年目『imbalance(不均衡)』¥600,000
「あえて“ジュエリーはこうしなければいけない”という感覚を取り払って作ってみました。業界では『えっ?』と思われるかもしれないけど、でも“やっぱり自由っていいじゃない?”って思いを込めました。あ、そしてもうひとつ、6年目の全面ダイヤモンドのリング。」
6年目『artisan(職人)』¥11,000,000
「実は、ジュエリー界のオリンピックと呼ばれているようなコンペティションで、日本人で初めて金メダルを獲得した方(*1)に作っていただいているんです。ダイヤモンドの繊細さを理解した上での形や、素晴らしいセッティング。“わかる人”も驚かれる逸品です。そういえば、10年目は、こだわりの強い職人さんにお願いしたので、21回も作り直したり……。」
*1 第35回技能五輪国際大会で1位を獲得された廣海貴晴さん
10年目『beginning(開始)』チョーカー¥2,320,000、ネックレス¥1,650,5000 バングル 参考商品
「お世話になった職人さんをはじめ、10年間支えてくださったみなさんに感謝の気持ちを込めて、今日のパーティを開催しました。次に向けて一歩を踏み出したわけですが、“最初の気持ちを忘れずに”、さらに新しい<エナソルーナ>になっていきたいと思っています。」
ディレクターの佐田真由美さん自ら、ショップスタッフのユニフォームを着て、パーティを盛り上げた。
問い合わせ
エナソルーナ神宮前本店
☎︎03-3401-0038
www.enasoluna.com