銀座を知り、街を愛する。サロン・ド 慎太郎 の慎太郎 さんが語る「一流の夜の遊び場は、一流の客によって守られている。」

銀座を知り、街を愛する。サロン・ド 慎太郎 の慎太郎 さんが語る「一流の夜の遊び場は、一流の客によって守られている。」

高級クラブから喫茶店まで、遊び場はたくさんある。男たちにとっての銀座とは、どのような街であるのか。銀座を知り、街を愛する5名に語ってもらった。


慎太郎
サロン・ド 慎太郎

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一流の夜の遊び場は、
一流の客によって守られている

京都祇園でデビューして、引き抜きされて大阪北新地でお店を始めたのが17年前。銀座に移転してからは14年目になりますね。銀座が夢でもなんでもなかったんだけど、ご縁があって……。うちはこの雰囲気だから、銀座のなかでも一流のママや自信のある方しかお越しにならないんですよ。なんでもかんでも「すご〜い」ってチヤホヤ言われたい方は結局、二流三流の店に行っちゃうのよ。だいたい一流のママはテレビとかには出ないですから……。私のインスタにさえ出てくれないんですもの。だから最近の銀座ってイメージだけで安っぽく思われるんじゃないかな、ってすごく心配。「慎ちゃん、私なんてまだまだそんなんじゃないから」って体よく断られますよ。

銀座で格好いい遊び方をされている方は本当に素敵ですよ。いい店を選ばれるし、いくら使えばいいなんて言い出さず粋だし。逆にウン百万のカバンだからと飲食店のカウンターの上に置くような品の悪い人たちを見ているとガッカリ。おしゃれ心は大切ですよ。でも、持つことが鎧になるようなものを身に着けても誰も尊敬はしません。本物の筋金入りマダムの前で、私がどんなに一生懸命ダイヤの入った時計なんかしても恥ずかしいだけだから、髪飾りも宝石も普段つけないんです。

銀座でお客様とお食事する時は、ひたすら友達のお店に行きますね。浮気はしません。昨日は、もともと新橋にあって今は銀座8丁目にある料亭「萬久満」さんへ。初代が大隈重信公に料亭を買ってもらったことは聞いていたんだけど、もともと梁山泊の料理長だったそうで。梁山泊とのつながりが知りたくてお店へお食事に行ってみたの。そういう銀座の歴史を語り継ぐことも私たちの仕事なのよね。昔あった「やなぎ」というゲイバーや「おそめ」という文壇バーと同じようにカラオケを置かず着物を着てやっているのも、その文化やエッセンスを残しておきたいからなんです。

 

Shintaro
北海道出身。京都祇園でデビューし、2000年に大阪北新地に「サロン・ド 慎太郎」をオープン。2003年に銀座に移転。北海道の「粋人館」、金沢の「かなざわ 紋 MON」などの飲食店も経営している。

 

サロン・ド 慎太郎 サロン・ド 慎太郎

サロン・ド 慎太郎
各界の著名人や文化人らが訪れる並木通りのサロン。四季の花々や金子國義さんの絵画などが飾られエレガントな店内。
中央区銀座8-6-24 銀座会館6F
☎03-6215-8365
🈺20:00〜(紹介制)

Photo: Kazuho Maruo
Text&Edit: Asuka Ochi

GINZA2017年5月号掲載

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